理想の小説家(妻との対話・小説家の終着地)

 妻は男に探偵業よくやったわよ。男の恋もと欲張りすぎたわね。Rockバンドのボーカルってハードルが高いわよね。でも、とても真剣で良い恋だったと思うわ。女の恋が魅力的なF氏を選んでしまった。一般的な女性なら男を選んだろうけど女にはタレントが目に入った。男は女に利用されたんですかね?

 妻は女はそんなに器用で酷い人じゃあない、だからスキになったんでしょ。自信を持ちなさいと答えた。息子は逆の事を話した、女が悪い女だったって事じゃない。男に女を見る目が無いんでしょ。でも男が可哀想、F氏は恋愛も上手だね。男は本当に女の事が好きなら仕事をせずに伝えないとねと反省した。

 僕はニューヨーク・マンハッタンを小説家の終着地に選ぶ。先日NY美術館で回顧展が開催されて多くの人が作品に敬意を払ってくれた。尊敬する合衆国の小説家サリンジャーは1919年にニューヨークで生まれる、91才で亡くなるまで合衆国で過ごす。1951年にライ麦畑でつかまえてが刊行された。

 世界中の若者に読まれて日本人にファンも多い。サリンジャーが生まれた場所を旅のゴールに選んだのは、総立ちの拍手喝采で迎えてくれたからだ。先日の展覧会も多くの若者が共感してくれて声を掛けてくれた。NYの文化人への物腰の柔らかさに感動しました。この場所で亡くなる日まで作品を書きたい。

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