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完全にインドア派

 僕は小説・アイデンティティの中で、熊野古道を旅しています。

 三重県の伊勢路を歩きます、ある方の記事を読むと三重県に来られる多くの観光客は伊勢参りを楽しみにしているそうです。


 熊野詣は、伊勢神宮をスタートとして新宮を目指して歩きます、現在は女性の参加者も多い様です。

 小説の中で、主人公達が何度も伊勢路を歩く姿を見て、僕も一度でいいから熊野古道を歩いてみたい気持ちになります。

 確かに、熊野古道の関連書籍は図書館にもたくさん置いてあり、実際に歩かなくても十分愉しむ事ができます。



 以前、情熱大陸というTBSの番組でタレントさんが、1ヶ月の休みの中で、和歌山県を訪れて、熊野古道を歩くという企画がありました。

 僕もその当時は何のことか良く分からなかったのですが、50歳を前に人生で色々と想い考えることもあるので、そう言う雑念を洗い流して鎮めたいと思うのです。


 今回旅というテーマで文章を書く事になって、実際に旅をしたのは大学の卒業旅行以来した事がなくて、何を書けばいいのだろうと悩みました。

 しかし、本当は最近旅をしたくてウズウズしている僕がいました。

 小説の中で旅をするほど、家の外に出たがっていたのです。


 僕は25年以上、地元から移動した事がないです、何故かというと他の街を楽しむというDNAが僕には備わっていないのです。

 近所のスーパーやモールで満足してしまいます。

 旅先で美味しいものを食べたり、日本遺産を見て歴史を感じたり、自然のアクティビティを愉しむという頭の中にはならない様です。

 ですから、熊野詣に行きたいという気持ちは、何かの巡り合わせの様な気がしてならないのです。


 最初、創作大賞で一次選考を通過したいと言う気持ちでいました。

 しかし、僕の作品は選ばれる事はありませんでした。

 僕の中で悲しみや怒りのエネルギーが湧き上がってくるのを感じました。

 僕はこのエネルギーが創作大賞、そのものの様な気がしたのです。

 思考の渦の様なものを感じ、他人も同じ想いをしているはず、思想と言うものに興味を抱きました。


 そして、来年用の創作大賞に熊野を舞台に親子の話を書こうと思ったのです。

 熊野古道が平安の頃から続く、日本の文化として、ソウルフルなものを感じました。

 小説を書きながら、僕も室町時代の日本人の感情を体験したいという気持ちになってきたのです。


 noteでもクリエイターの方が、軽いフットワークで1人旅をされます。

 海外に行かれる事が多いです、例えば韓国などに行かれます。

 弾丸旅行でショッピング、食事、観光を楽しまれます。

 学生さんが夏休みを利用して、香港やマカオに行く話も聞きます。

 凄い行動力だなと思います。

 僕は話を聞くだけで、旅行に行った気持ちになります。

 記事に掲載される写真や文章を見て楽しめます。

 ありがたいです。

 先日も夫婦でアメリカを訪れた話を聞きました。

 ディズニーランドを訪れて、野生のうさぎを見たと仰られてました。

 クリスマスシーズンで飾り付けを購入して帰国された様です。

 記事で拝見してとても可愛らしかったです。




 僕も他人の話を聞くばかりじゃなくて、現実に行動を起こしたいです。

 でも中々、動く事ができません。

 今回も熊野古道に行きたいと考えるばかりで、実際には指をくわえて見ているだけかもしれません。

 僕は、25年間で完全にインドア派になってしまったのです。

 どうすれば、旅行に行けるのか分かりません。

 病気の事も気になります、何から手をつけたらいいのだろう?


 世界遺産のDVDが出ているはずです、熊野古道は世界文化遺産に認定されているのです。

 今度、図書館でDVDを探してみようと思います。

 雰囲気だけでも満喫したいです。

 まずは、旅のリハビリの為に、同じ県の岩国の錦帯橋に、遊びに行ってみようかな?

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