理想の小説家(罪を認める)

 F氏の嘘に女は腹が立ち手が出そうになるのをグッと堪えた。F氏は男の言う様に尻尾を掴ませない。F氏は反撃する。社長にバンドメンバーが女性を使って楽曲をライバルに盗作させたんだと説明した。バンド活動を継続できる状態ではないと契約を取り消す様に助言した。F氏は女の言葉を逆手に取った。

 この事件を揉み消そうとした、女は男にバンドが消滅しそうだと相談する。男は女性にレコーダーを持たせF氏に盗作の責任を女性に被せるつもりと伝えた、F氏に情報を操作したんでしょと詰め寄った。F氏は実際に楽曲を盗んだのは女性だ、俺は支持を出していない。女性を警察に突き出すぞと恐喝した。

 男は女性は罪を認めています、F氏に言い逃れは出来ませんよと迫った。男は事務所の社長も同席させ、F氏が以前した説明は事実ではないと伝えた。F氏は罪を認めた。女はF氏を睨み馬鹿にしないでと頬を平手打ちした。男は見ない振りをした、女を守ったのだ。女は男にありがと、バンドは女の魂です。

 この世界がなくなってしまうと、女の物語も無くなってしまう。男は女に事務所の運営を立て直します。F氏が失脚したのでバンドの意向を実現できるチャンスです。事務所の再建に協力して欲しいと話した。男と女と社長とでこれからの事を話した、楽曲を盗作されてバンドの命が奪われている。情報公開。

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