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ワールドカップ、スペインに勝って欲しい

 自由気ままにエッセイが書きたくなった。いつもは140文字で呟いているので限界がある。今日は頭の中をそのままに話したい。

 僕がもったいないなと思うのが、大学4年生の頃のことだ。

 僕は高校の頃から電気について学んでいたので勉強しだして8年目だった。

 卒論を書く為に毎日研究室に詰めていた。

 関根研究室は自由で研究テーマも自分で決められ1ヶ月に一回あるゼミに参加すれば基本何をしていてもよかった。

 実際、バイトをしないと生活できない人もいたし、他の大学に編入する人もいたり、他の研究室から関根研に移ってくる人もいて、兵庫先生はアメリカからの留学から帰って来たばかりだった。

 今考えると、卒業論文のテーマともう少しちゃんと向き合っていれば良かった。

 当時は卒業することしか考えていなかったのだけど、とても貴重な経験だと思う。

 友人も研究内容を学会で発表すると言っていたし、12名のメンバーも、2名が他の大学の大学院へ、僕も含めて4人が就職、6人が関根研の大学院へと進学した。

 僕は、1年間学んだ研究内容を大切に扱ってあげれば良かった。

 友人と同じように学会と繋がりが持てればよかった。何か発表が出来ていれば今の後悔はないように思う。

 大学院に残って研究がしたかった訳じゃない、8年間の学んだ知識をもっと有効的に活用したかった。もう少し論文が書きたかった。


 大学を卒業した後のテーマが映画を学ぶことだ。

 僕が幼稚園の頃、TV画面で覚えているのがアパッチ砦だ。
 インディアンに殺される保安官を見て、なんて悪い人何だろうと思った記憶がある。 
 全てを自分の思い通りにして自滅するこの人は自業自得だなと感じた。

 小学生の時に日曜にあるロボコンに夢中になった。
 おもちゃが欲しくてたまらなかった。鉄人28号やプラモ狂四郎、宇宙戦艦ヤマト、ミニカー、ゲームウオッチと遊ぶものにはことかかなかった。

 映画館でスピルバーグ監督のETが上映された。行きたかったけど親は僕の興味に関心を示さなかった。

 小学高学年になると、キャプテン翼やドラえもんなど東映まんがまつりを楽しみにしていた。宮崎駿監督の風の谷のナウシカを夢中で見たのもこの頃だ。

 中学になって話題になったのがジャニーズ、光GENJIだ。友人は皆んな音楽を聴いて金曜にあるミュージックステーションを楽しみにしていた。

 僕は中学の時が人生の中で1番落ち着いていた日々だった。特に何がしたい訳でも退屈な事もなかった。毎日がとても安定していた。

 高校になっても静かに過ごして、短大から大学へと進学した。

 僕の映画を振り返っても真新しいものは無い、自分の側にあるものを吸収しただけだ。岩井俊二のラブレターや西川美和の永い言い訳、濱口竜介のドライブマイカーなど誰かの映画が足元に転がって来たので拾い上げて読む。

 今僕が素敵なだと思うのは、MVだ。アーティストの綴る内面の物語を5分の映像にする。

 人の表情を語る言葉と物語を映像にする。この映画に夢中になっている。

 カリンさん風に言えば舞台装置。アートも好きだよ。
 カリンさんと話していてアートも素敵で一枚の絵を購入した。
 カリンさんは写真を研究されているのでとても色彩感覚が鋭い。
 風景や人、頭の中のイメージを透明な色で表現するアーティストなのだ。

 今、僕がnoteで表現しているのが居場所で原稿用紙一枚分の物語。

 MVと連動することは多い。気づくと音楽を聴いて世界を表現している。
 コンスタントには無理だけどサイクルがある気がする。
 表現する順番があるのでちゃんと守ってあげたい。

 日記もアートの一部だと思っている。
 自分の心を表現するものは、媒体が違うだけで基本同じことをしている。

 夢中になっている映画は、

 ①音楽のMV
 ②アーティストの言葉と物語
 ③足元に転がってくる映画・西川美和さんの次回作を期待している。

 僕が日常生活していて、小学生の時に感じたスピルバーグのETやロボコン、アパッチ砦と変わらない。

 そう考えると、大人50才になっても小学生7才の頃と明日やりたい事は変わらない。

 僕の両親を見ても、70歳になる。

 家の庭をいじったり・果物を育てたり、服を買ったりと大人だから何か特別な事をしている様には見えない。

 7才・23歳・50才・70歳と人生も後半戦、ワールドカップみたいに毎日のゲームを悔いの残らないように大切・丁寧・優しく、世界の中にいて物語を表現したい。



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