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理想の小説家(光の天使)

 女は積極的に話をする人なので、直ぐに仲良くなった。週に1度デイケアに通院しながら仕事をしている。プロの絵描きである、年に数回仲間と個展を開いている。県美展にも入選している、デイケアの入り口に絵画が飾られているけど女の作品かも知れない。男はどんな作品を描いているの?と女に尋ねた。

 女はスマホに保存してある自分の作品を見せてくれた、1枚の絵が気になる。ピンクのハートの上にグリーンの服を着た少女が浮かんでいる。背景の黄色が光の様に見える。男は他の写真を見ながら今の良いなと想う。男は休職中に人生を振り返り、何が原因で集中できないか探りたくて自分史を書いている。

 小説の中で詩も書いている、その内容と光の天使がぴったりくる感じがする。詩の内容は、死後の世界を描いていて、自分の魂が光の存在に出会う。光の存在が理想の世界に導きやがて現世に再び生まれ変わるという物語、光の存在がスマホで見た少女と重なり男は光の天使と名付けた。noteに載せたい。

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