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アイデンティティ

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熊野の自然は春に桜が咲き、シダが芽吹き、新緑の芽で山が一杯になります。夏の山は苔が生えて緑深くなり、秋にはもみじが紅葉して柿などの果物が実ります、冬は雪が降りぞくっとする程美しい。
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彼が活動の拠点を英国に移した、私もグラウンドスタッフの仕事を辞めて彼と生きる事を決めた。日本で取り組んできた私の神は、英国でも通用して、彼を成功に導くのか?それを確認するのが私が英国でする仕事と決めました。先ずは住む所と仕事を決めなければいけない、彼と逢えるのはまだ先になります。

彼女は彼の神・私の神、2人いるね。今はいいかも知れないけど、最後にはぶつかるかも知れないね。私か彼か?どちらかが相手に譲らないといけない。私が彼のお世話になるなら熊野には戻れない、彼と熊野で住むならどうなるんだろうね?と話す。私は彼に付いて生きて行く、でも彼も私の舟に乗っている。

彼は私の神で大丈夫かな?と話す、私は英国の人は彼の舞台を理解出来るだろうか?と考える、私も私の神と対話してみるよ、もしかしたらそれが私にしかできない事かも知れない。彼は彼の神、マイケルを探究しようと思う、私は英国にある日本の仏閣で仕事をしようと思う、英国人の避難の仕方を学びます。

私はこれじゃあ大阪にいる時と変わらないじゃない、英国について行く必要あるのと彼に確認したかった。彼は身の回りの面倒はお手伝いに見てもらう、私にしかできない事をして欲しいと話す。私は彼が英国でどうすれば人気が出るのか分かる?と尋ねられた。私は英国人の事はさっぱり分からないと答えた。

彼に私の面倒を見るつもりなの?と尋ねる。彼は頼るの嫌でしょと呟く、私は嫌じゃないよ、楽な方がいいからと話す。彼は私の住む所決めてくれる?と伝える、私はやっぱりそうだよねと言う。彼はびっくりさせないでよと答えた、私は少し残念だった。彼の1番近くに居たかったからだ。今までと同じだよ。

事務所から彼が英国でデビューすると発表がある、グループを脱退するのか?、活動拠点を外国に移す等、彼に関する情報が錯そうした。彼は仲間と共にアイドル活動を続けると話し、外国に活動拠点を移すなら現実には、ソロ転向という話もあると思う。彼はグループの活動を1番に考えていると伝えました。

彼の本当に大切な日でした。私は上の空で何も覚えられずに、彼のかっこよい姿を目で追いかけていた。私の感じる全ての他人の悪意がこの世から無くなった気がした。素晴らしいライブの後、私は彼の想いを感じる、私の神で世界を希望で照らしたいと話した、私は彼の神を世界に認めさせてあげると伝えた。

どうしてか?余り良い話ではないと直感的に分かった。彼は一息つくと私の方を向いて、彼の気持ちを素直に語り始めた。彼は私に英国に一緒に来て欲しいと話した、理由は何も言わず単刀直入に目を見てさらっと伝えた。私は何も分からないけど、彼にずっとついて行くと口走っていた。彼の事が好きでした。

311号室を私が訪れると彼はソファーに座っている、とても良い部屋だ。今日のライブ楽しみにしていると伝えた、彼は精一杯準備してきた、グッズも可愛いねと話した。彼がグラスにノンアルコールのシャンパンを注いで、マカロンを小皿にのせる。私から話を切り出さないで、このまま帰りたい気分です。

ライブの当日、午前中には会場に行き、グッズを大量購入した。なんだか彼を観るのが最初で最後になる胸騒ぎがして落ち着かない、17時の開演迄時間がある。彼からスマホに連絡が入る、話があるから少し会えないかと言う。私はドキドキしてライブ所ではなくなってしまう。彼の指定するホテルに急いだ。

劇場の主人が私に話しかけた、彼の噂知ってる?英国でデビューするらしいよ。彼の卒業公演の舞台を偶然見たプロデューサーに気に入られたと聞いた。私はグループはどうするのだろう?ライブもあるのに。私の中にもやもやができたけど、彼にも聞かなかった。彼の神を信頼していたし、私の神も側にいる。

梅田の劇場に久し振りに参戦した、彼と熊野古道を参拝して、高校時代の友人と遊び、父と熊野の家業について話して忙しかった。劇場に行くと、カフェで数人の新人が働いていました、私の神がここには居るんだと思うと嬉しくなりました。ミュージカルも最高でした、私を愛しているんだと実感できました。

ファンクラブに入会したので、チケットの厳しい争奪戦に勝ち残りました、大阪城ホールでのライブ楽しみにしています。彼にLINEでチケット取ったよと報告しました、彼はマイケルするから楽しみにしてと話しました。卒業公演で見た彼のバッドとスリラー最高でした。彼の権現の姿楽しみにしています。

彼女は家業を継ぐの?と私に尋ねた、私はまだ分からない、今はただ純粋に私の神と対話したい、彼の方を向いていたいの。彼女は彼を私の方に振り向かせるのはとても難しいわよ、彼はきっとマイケルを見ているはずだから。私は彼が今熱中している、落ち着いた時に、私の存在に気づいてくれたら嬉しいな。