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Tableau Prepを活用する5つのシーン

皆さん、Tableau を買うと、Tableau Prepが付いているなど、おまけのように考えていませんか?Tableau Prepは単体で起動できるので、実は、以下のようなさまざまなシーンで大活躍なのです!
自分も普段、手元のデータを加工して他のシステムへ流し込むデータを使ったり、前処理だけに使って最終化は他のツールでやる場合があります。
以下、自分が考える使えるシーン5選です。

1. Tableau Desktopの前処理としての活用

当たり前ですが、Tableau Prepは、Tableau Desktopでの分析や可視化を行う前にデータを整えるのに非常に便利です。データの結合やフィルタリングを行い、分析に最適な形へと整理することができます。

2. 誤字脱字や不整合のデータクリーニング

データに含まれる誤字脱字や不整合を修正し、分析や可視化の精度を向上させることが可能です。Tableau Prepを使って、表記ゆれをグルーピングしたり、スペースの削除やトリミングなどをメニューから行うことができます。これにより、たとえば顧客データベース内の住所情報が異なる形式で入力されていた場合に統一する作業が容易になります。

クリーニング
値のグループ

3. 他のBIツール用のデータ前処理

Tableau Prepは、Tableau固有のデータファイルhyper以外にも、xlsxやcsvで出力ができますので、Tableauだけでなく他のBIツール、例えばPower BIで利用するデータの準備にも使用できます。データを適切な形式や構造に変換し、他のツールでもスムーズに扱えるようにすることができます。これにより、シームレスなデータインテグレーションが実現し、ツール間のデータ移行が容易になります。


出力ステップの設定

4. 手元でのデータ加工

システムに流す前のデータを手元で迅速に加工する必要がある場合、Tableau Prepが有効です。データのピボットや集計を行い、報告書やプレゼンテーション用のデータセットを即座に準備できます。例えば、月次売上報告を作成する際に、複数のデータソースから必要な情報を抽出し、集計するプロセスを簡単に行えます。

5. データ処理のプロトタイピング(PoC)

新しいデータ処理のアイデアやアプローチを試す際、Tableau Prepを使ってプロトタイプを作成し、効果を確認することができます。システム開発に投資する前に、データ処理の概念実証(PoC)を行うことで、実際のニーズに合ったソリューションの開発が可能になります。


自分は過去に、PCに入っているツールだけでデータ加工するようなシーンも出くわしており、当時はマクロやVBA、Power Shellなどを駆使してデータ加工していましたが、今はTableau Prepあれば、コードを考えないでデータ加工に臨めて助かっています。

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