Tableau Viz(ダッシュボード)活用事例~大学版~

TableauManabuです。

私は高等教育機関で働いております。
そこで、勤務先のデータ利活用を進めたいと考えている中で、BIツールのTableauに出会い、DATA Saberに挑戦しております。

高等教育機関においても、Tableau publicで情報公開をしている機関が増えてきているので、メモしていきます。

そもそも高等教育機関における情報公開とは

平成22年6月15日に行われた学校教育法施行規則の改正により、平成23年4月1日から、各大学等において教育情報の公表を行う必要がある項目が明確化されました。

大学により異なりますが、実はそれほど詳細な情報が公開されていなかったりするんですね。年々法律改正などもあり、情報公開が進んではいます。

詳細は割愛しますが、そのような流れの中で、学内の情報を公開、発信していく必要性が高まっています。

公開される情報について

大学において公開される情報は様々です。
学生数や教員数、卒業生の進路情報や奨学金受給者、留学関係や財務情報など多岐にわたります。学外に対するアンケート調査の結果や研究実績などまで公開しているところもあります。

年々、情報公開義務が増えてきており、いかにわかりやすく、効率的に公開をしていけるかも考えていかなければなりません。

学内の情報管理部門の状況にもよりますが、なかなか整っていない大学も多いのではないでしょうか。

最近はデータに基づく教育・学習成果の検証を通じて、教育を支援するためのIR(Institutional Research)と呼ばれる活動の推進が進められています。

Tableau publicで情報公開している大学

そのような背景の中、BIツールを活用する大学も増えています。主にダッシュボード的な使い方で、それほど凝った作りではないですが、Tableau publicで学内の情報を公開しているところも増えてきていますのでメモします。

上智大学「Sophia Facts データで見る上智」

シンプルに積み上げ棒グラフで作成しているVizを公開していますね。
なんといっても、多岐にわたる数値情報などをTableau publicで公開されています。
大学の公開情報って自治体とかと同じで見づらいところが多いんです。こんなシンプルな使い方でも良いと思います。

九州大学「Interactive FACT BOOK」

公開しているダッシュボードの見方(グッドプラクティス事例)も掲載されているのがいいですね。Vizの操作方法を掲載してくれていると、見てもらおうとする姿勢が伝わります。

Interactive FACT BOOK グッドプラクティス事例

ストーリー機能も活用されています。

学習院大学 IRオフィス(調査結果公開)

学習院大学は、大学の基礎データとアンケートの調査結果などを分けて公開しています。

学習院大学 IRオフィス(調査結果公開)
学習院大学 IRオフィス

高等教育機関のTableauの使い方を調べてみて

高等教育機関において、BIツールの活用も広がってきています。他にもMicrosoft Power BIやQlik Senseなども使われているようです。

なかなかTableauらしいおもしろVizは見つかりませんでしたが、大学生向けの教育プログラムでTableauを活用している事例も出てきていますので、今後は変わってくるかもしれませんね。

こんなんもあります。


私も精進してまいります。