メモ程度のもの✍️
1幕
M1
死は永遠では無い
風が人の記憶を消し去ってくれたならば
無がそこに残るから
生は永遠であると言えるか 誰も言わないだろう
だがどんな風に晒されても消えないものがある
それは永遠だ
嗚呼故郷を離れ この身を振るい
時代に届かんと産声を上げた蒼
言葉なくとも人を教えてくれた
今聞かねばならぬことがある 今知るべきことがある
私は何者であるかと
M2 雪風華
刀の先血に濡れた花 黄泉に抗った雪よ
誰より早く 道開く剣となれ
心揺れず舞い上がる花 変わる時代 斬りつけて
誰より強く 変わらぬ青を駆け抜ける
夢 風に貫く時 誠 息ずく花に揺れる
叫べ ここで 今しかない
時代睨む刀
誠を改めた月に 刻んだ痛みよ 駆け抜け
散りゆく桜を 土から降らせよ
雪風花舞う季節に 浅葱の夢映してく
背中合わせ命預けた 友の誓 守り抜く
1度しかない 最果てにある祭り
影の眼 言葉を風に 時代走り 見届ける
守り抜きたい かけがえのないこの場所を
夢密か 闇を照らす 鏡 鬼となり身を写す
走れ 届け ひとつでいい 時代届く字名
真を改めた水に 溶かした涙よ
駆け抜け散りゆく仲間に 桜を降らせよ
雪風花舞う季節に浅葱の夢 映してく
夕刻の炎を纏い 一族の血をより深く
孤独を糧に怒り 鬼と化してく心
選ばれしその運命 花に返り咲く
狂い咲いた花を沈める鬼火
名前のない花よ血で名付けよう
明日を消し去る 気高き鬼の誇りよ
刀改めた志 生まれ生きる 大地へと
貫き続け 誠の意味を背負ってく
終わりなき舞台を 風高らかに連れていく
行け散れ弱気心 時代の鬼となれ
失い日々 纏ったこの背中
全てを捧げるから 朝陽よ
真となれ
M3
父様の優しい指で折ってくれた鶴
雨に濡れても羽を休めない
この雨はね きっとお前を照らす
強く降り続き いつか虹を架けるまで 覚えておきなさい
私を照らす雨 鬼雨 そう呼ぶのだよ
M4
頭で描けるものはある 思想も戦も行く末さえも
だがひっそりと あの日静かに決めた居場所
動かぬ体は闇と同じ 駆け抜ける先に 夜があるのだ
手に入るのか 今の私に
この目で見届けたい 闇夜を抜けた先へ
この手で振り向きたい 彼らを照らす道へ
それが居場所だと
この水が見ている この水が
M5 蒼であれ
この日のために生きてきた
暗きを今真っ青な炎を
この日の本に掲げてやる 背を向けるな
そこには命よりも 重い誠があるから
たとえ 血に染っても 蒼であれ さぁ
あの人の刃になれるなら この身全て剣となる
一番の風 吹き荒れろ
この世に響かせてやる ならず者たち決めた覚悟を
二番の拳 受け止めろ
昔から俺たちは育った 心は刀に全部乗せるんだっけな
八番の足 駆け抜けろ
見続けてこそ時代 立ち止まる訳には行かぬ
この両手 この両腕 失ったとしても 届けさせてもらう
散りゆく時に 生きる弱き者たちよ
その灯火が消える前に教えてやろう
気高き鬼の誇りをその目に焼き付けて死ぬがいい
全てを燃やす 鬼の火を
今しかない 命を研ぎ澄ましたら 迷い捨てて切り殺す
三番の袈裟 振りかざす
ここで轟かせてやる ならず者たちこの切っ先で
十番の槍 突き抜けろ
この日から大きな風を起こしてやる
時代がうねるような 蒼の風を
この日のために生きてきた 暗き世に今真っ青な炎を
この日の本に掲げてやる 背を向けるな
そこには命よりも重い誠があるから
たとえ この身果てても 蒼であれ さぁ
M6 ただ暗闇より
生きていく意味などはなくてもいい
果ててさえも残りゆく 大義があれば死ねる
立ち続ける覚悟が消えないなら
優しささえ捨ててでも 生きていく価値探す
剣客として 必要ならば 生きた屍より 人として死を
この手に残る 暗闇受けいれても どうか残る夢
M7
風鈴の音 ひとつ ふたつ
ひとつは南へ
風鈴の音 ひとつ ふたつ
もうひとつは東へ
心地よい空はうっすらと色を灰にして
下駄の音が遠のいていく
離れても忘れない子守唄
また聞けると どこかで
ひとつ ふたつ ひとりきり
ふたり ひとつ ふたりきり
ひとつ ひとつ ひと(ふた)
M8 水鏡
さし向かう 心は清き 水鏡
夢で逢う 笑い過ごした 物語
さし向かう 空に飛び立つ 誠風
千の鶴 いつの日も いつまでも
風斬りつけ鬼となれ
風花舞う志 あえて鬼の時代の鬼となれ
水面に映る志 揺れる時代の水鏡よ
新たに舞え
M9
ひとえに揺れる月 鬼の世に
伝え伝えし 血の涙に
純血の雫を落とす 幼子よ知ればいい
あまかけりし鬼に散りゆく 徒名草のおもかげ揺れ
水に溶ける月の残花 かえりけり
M10
合点の空に返し 下天の矛を止める武であれ
命の弱さ放ち 抗え 新しきよ
この世にあらざる鬼よ
愚か人間ども 命ここで散らせ
無駄な誇り要らぬ 全てを無に返す
鬼の力見るがいい
誠が授かった身 守ると決めた以上渡さねぇ
新たな意志を砕く 強さは所詮人よ
飛び散れ 命を懸けろ
M11
夢にいざよう蜃気楼 育ての愛を消す鬼雨
1人ゆらり彷徨う 影集め ただ1人
闇に消えたは温もりはどこ 彷徨って 彷徨って
いつか出会う背中はきっと 温かさを運ぶと
幼き日に教えてくれたことがあるから きっと
M12 今影
この手で温もり消してきた 鏡に映らぬ姿を纏った
志を 微笑む影無き者たち 何を残してやれるだろう
共に風花舞った蒼達に
もう影でしかない いずれ消えてゆくのに
それでもあなたの手は暖かい
まるで闇に消えた温もりのように 今を生きているから
命は命 彷徨っていたとしても
今を歩くなら 残せる足跡がある
探し続けて 今は
M13 宴
さぁ 今日は奢りだ たんと飲め
京の町まで飲み干すぞ 壬生のならず者が今や
天下の番人だ
さぁ 振りかぶって 飲み干すぞ
左之の心意気飲み干すぞ
俺の分くらい取っておけ
みんな楽しめ こりゃ宴
桜の舞うなか 移ろいで
つまみにはおすすめが
「好きなもん食わせろー!」
みんながみんな飲める訳でもないのに
でもみんな とても楽しそう
さぁ振りかぶって飲み干すぞ
誠の名の元ここに誓え
同じ盃手にしたら 死んでも空にしてひっくり返せ
雪風花舞う季節に 浅葱の
宴だー!!
さぁ 今日は奢りだ たんと飲め
京の町まで飲み干すぞ 壬生のならず者が今や
天下の番人だ
さぁ 振りかぶって 飲み干すぞ
M14 消し去る道
変わりゆく時代の風 見据えて
離れ新しき 花探して それはあるはずと
犯した罪さえも 記憶の露に消し
忘れた命ごと その因果となりゆく
いつしか自分さえ 消してく
1度信じた道さえ 離れて
生まれ守る道 探しに行くそれはあるはずと
過ごした 日々さえも風の中置いてく
別れた胸の棘 ここで愛し続けた(共に歩いた)夢
消してく
M15
知っているか 歴史が動く時は 力手にしたヤツが現れる
新選組 時代の中なれるのか
それだけの何かで 生きているのか
語れる言葉はねぇ 誇れる背中でいい
仲間の命で この身燃やす
夢見る 刃は今この時のため
愚かであろうと 向かってく
古より欲深い人間よ
咎とはなにか受け止めるが良い
欲に生き 欲で殺し 欲溺れ死ぬ
孤独を知らぬ 紛い者どもよ
生への欲などない
たとえ咎を背負おうと
意味を私は探し続ける
振れぬ刀をこの血で取り戻す
愚かであるのは知っている
失うことに怯え続けた時に
目の前向かえ 守りたいもの
迷いを選び 探し続けた時に
答えはひとつ ここ切り抜けろ
背中を預けた あの日々 今わかるさ
勇気だけでは守れるもの無し
それでも命をかけるものがある
時代動かす力はねぇだろ
答えはねぇだろ
答えは求めねぇ 胸を突き動かす
今この時だけの風を
M16
影たちを背に集め 夢影あるうちに
血が必要と言うならば 焦がしたこの身を捧げよう
消えて行った者がいる それはこの腕にいる
紛い者の生き様 努努知るがいい
純血の重みを知らぬなら 屍の山を築いてやろう
その女は手に入れる 俺のものだ
影落とすわけには行かない 託された旗があるから
M17
死は問題では無い
風が時代に乗って歴史動かす息吹になれるのか
それだけだ
人は永遠であると言えるか 過ちを繰り返し
時代生み 壊しまた生み出す 人の欲そのものが愚か
それだけだ
雨彷徨い続け音鳴る方へ 運命の行く末 知りたいと歩き影
命の灯り 消える日は近いから
今問わねばならぬことがある 今時代に問いかける我らは
何者であるかと
既存曲はまだ前回公演の歌詞カードと照らし合わせてないので不明多。
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