たびするシューレ 第1回 竹田へのたび ~カモシカ書店 岩尾 晋作
1.日本一のゲストハウスでエクスタシー
隠れキリシタンの礼拝堂があり、滝廉太郎が「荒城の月」の霊感を受けた岡城を有し、現代も石畳や武家屋敷を残す幽玄とますらおぶりの城下町、竹田。古都の趣に加え、近年は現代的なセンスで最新の図書館やアートレジデンスを作り、県内で明らかに異彩を放っている革命の町だ。
僕の暮らす大分市内から竹田のセントラルシティまでは車で1時間。 たびするシューレの初開催を目前にして、不安の奥底にある期待と希望が表情ににじみ出たみたいに、雲の端を赤く染める夕日を見