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伝説のDREAM Vol.1 巴山未麗

こんにちは。TABIPPO学生支部のしゅんたろうです!

今回は、昨年度の「世界一周の夢を叶えるコンテストDREAM」で、最優秀賞を受賞した巴山未麗さんにインタビューさせていただきました。
「なくなりそうな言語を求めて…」というテーマで自身が思い描く未来を訴え、多くの人の心を動かしました。今回はそんな巴山さんのDREAMでの経験や想い、世界一周のテーマについてお届けします。

▼DREAM詳細&エントリーはこちらから!

TABIPPO学生支部は、世界一周の夢を叶えるコンテストDREAMの参加者を募集しています。このコンテストは、旅好きの若者が旅への想いを語るコンテストです。最も聴衆の心を動かした方に、最優秀賞として世界一周航空券を贈呈します。

■自己紹介

巴山未麗
東京都調布市出身の現在大学1年生。
趣味は野球観戦と野球をすること。
LEUKプロジェクトを立ち上げアプリ開発。
2022年度「世界一周の夢を叶えるコンテストDREAM」で最優秀賞受賞。
instagram : mirei_tom_1122
twitter : @mirei_tom_1122

■DREAMに参加しようと思ったきっかけ

ーまず初めに、DREAMに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

巴山さん:
DREAMの応募の締め切りが11月の中旬ごろだったんですけど、その頃はまだ大学受験が終わっていませんでした。そんな中、DREAMを申し込む2日前くらいに、すごく信頼している担任の先生にひどいことを言われて、すごいショックを受けました。そこから全部のモチベーションがなくなって、もうだめだって思ってノリで応募したっていうのが最初のきっかけですね。

DREAMでプレゼンを行う巴山さん

私はずっとウォロフ語の勉強をしたかったんですけど、受験勉強もしなくちゃいけなかったので、自分の学びたい欲をセーブして、学びたくないことを学ばなければいけない時期でした。それが結構しんどくて、自分が今ある熱みたいなものを消化したいなと思い、応募しました。とにかく何か受験以外の別のものに熱中していたかったんです。

■世界一周のテーマ

最優秀賞受賞時の1枚

ー応募の裏にはそんな背景があったのは驚きです。では次に、世界一周のテーマを教えてください。

巴山さん:世界一周をしながら、言語の調査をしたいです。

私は今、言語から生じる教育の問題に携わっています。例えば、セネガルの人たちはみんなウォロフ語を話すんですけど、学校ではフランス語で教えられるので、授業についていけないんです。そのような言語の格差をなくすためにはどうすればいいのかを日々考えています。

そんな中でも、今世界には少数言語の復興を目指して頑張っている学校がすごくたくさんあるんですよね。だから、そこを実際に見にいって、私が人生をかけて取り組みたい「それぞれが持つ母語によって教育格差が生まれない社会を作るにはどうすればいいか。」という問いのヒントを世界一周を通して得られたらいいなと思っています。

■DREAMに参加してよかったこと

ー何かをするためではなく、問いのヒントを得るためというのが興味深いですね。では次に、DREAMに参加してよかったことを教えてください。

巴山さん:自分の考えに自信を持てるようになったことだと思います。

それまで私はあまり自分の考えてることとか想いとかやりたいことに自信がなかったんですよね。だからウォロフ語のこととかを友達にも親にも話したことはなかったし、会話も自分のことは話さずに他の人に話題を合わせながらってことが多かったんです。そうでもないと女子校は生きていけないんですよ(笑)

でも、ファイナルでは学校の先生から友達まで全員呼んで見に来てもらったんです。そしたらそこから自分の想いとか考えとかやりたいことにすごい自信を持てるようになって、外に発信をしていくきっかけになりました。それが今の活動に繋がっていると思います。

ファイナル進出を決めた後のメンターとの記念写真

ー自分に自信を持っていない状態の時に勇気を出してDREAMに応募できたのはなんでですか?

巴山さん:DREAMに出てる人って自分のことを知らないんです。私は幼稚園から女子校の一貫校だったので、ずっと同じ子たちと関わってきていました。なので、あまり小さい頃から自分を知らない人と関わることがなかったんですよね。でもDREAMって、自分を知らない人ばかりなんです。だからこそ、人の目を気にしたりせずに、いつもとは違った自分をさらけ出せたんじゃないかなと思っています。

■DREAMの経験から今に活きていること

ー自分を知らない環境だからこそ、本当の自分を表現できるんですね。では次に、DREAMの経験から今に活きていることについて教えてください。

DREAMでの経験を活かしイベントに登壇

巴山さん:最近アプリを開発するにあたっていろんな人にプレゼンをする機会があるんですけど、そこにすごい活きているかなと思います。

DREAMでプレゼンをする時に、来てくれる人がどれくらいの年齢層なのかとか、どれぐらいの知識を持っているのかとか、どういうことを期待してここに来ているのかとかをめちゃくちゃ書き出して分析してプレゼンをつくっていったんです。そういう経験をしたからこそ、いろんな人に合わせて柔軟にプレゼンをする力が身についたと思います。

■DREAMに参加するか迷っている方へメッセージ

ー相手の気持ちを考えて動く力って今後の人生においてもとても大切なんですね。では最後に、DREAMに出るか迷っている方にメッセージをお願いします。

巴山さん:世界一周をしたいからというモチベーションじゃなくても、いろんな人と話してみたいというモチベーションで参加してみてもいいんじゃないかなと思います。

ガチガチにやらなきゃと思ってやるよりも、なんとなく自分の想いを書き出してみて、軽い気持ちでやってみると、いろんな人と話せて、自分の未来につながるいい経験になると思います。ぜひ応募してみてください!

ー軽い気持ちで飛び込んでみることが大切なんですね。貴重なアドバイスありがとうございました!

-終始笑顔が絶えないインタビューでした。巴山さん、ありがとうございました!

■募集要項

▼DREAM詳細&エントリーはこちらから!

参加資格(下記のどちらかに当てはまる方)
・22歳以下の全ての方
・23歳以上の在学証明をお持ちの学生(修士課程、編入、留学、留年も含む)

※休学中、留学中の方も参加可能です。ただし、セミファイナル・ファイナルに出場した場合は、会場にお越し頂くことが条件です。

参加費
1,500円
※高校生以下は無料
※高専生については、1~3年生は高校生扱い、4,5年生は大学生扱いになります。

■あとがき

今回は、2022年度「世界一周の夢を叶えるコンテストDREAM」で最優秀賞に輝いた巴山未麗さんにインタビューをしました。

DREAMが今の活動に繋がっていることを知り、新しい環境に飛び込むことや何かに本気で取り組むことの重要性を知ることが出来ました。このインタビューを通じて、やっぱりDREAMって価値があるものだなと再認識しました。是非みなさんも自分を知らない環境に飛び込み、新しい自分を見つけませんか?

次回は、「伝説のDREAM Vol.2 中口直子」をお届けします!お楽しみに


取材日:10月3日

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