ファンの顕在化って大切だよね
私の会社が扱う商品は、服飾雑貨系のアイテムであり、そのジャンルにおいての知名度は非常に高く、またSEOの観点でも非常に上位に表示される。
それだけ聞くと、さぞかしWEBでの売上も高いように思えるが、実際のところそれほどでもない。
何故なら一般ユーザーにとっては、「検索されない」=「通販で買わない」=「ついで買い」=「心の優先順位が低い」だからである。
しかし、通販で買いに来るユーザーは一定数存在しているので、やり方によっては、「検索ボリュームを増やす」=「心の優先順位」をあげる事は可能である。
私は、家で皿洗いをする時、「これがないと嫌だ」というものがある。それは、3Mのスコッチブライトだ。
もう、ハッキリ言ってそれまで使ってきたスポンジとは「異次元」だ。
これは、スポンジではなく「スコッチブライト」だ!
と言いたくなるくらい。
そう、言いたくなる「くらい」で、SNSで「今日もスッチブライト買ったよ❤️」なんて一度も言った事がないのだ。
私たちが1日で触る無数のサービスや物品。その中で何度もリピートするものは、そのブランドにとっての「ファン」とされるだろう。
だけども、私たち消費者は、自分が「ファンであること」に全く認識がないのである。
例えば、「クラフトボス」これも、「毎朝出勤前に一本買う」というのが、私には染み付いている。これは「ファン」であろう。
でも、毎朝呟いてなんかいない。
どうやったら「心の優先順位をあげれるか」
やっぱり、「誰かと話す共通話題」かどうかなのだろう。
例えば私が、家事を頻繁にするクラスタと繋がっていれば、自然と「スコッチブライト」に言及する機会があるだろう。
しかし、会社の喫煙室で家事をしない男性陣に「スコッチブライト」を熱弁しても、虚しいだけである。
ファンを集める。
そして、愛を深める。
メーカーはその場をどうやって生み出すかが課題である。
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