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ボトルからボトルをつくる
日本環境設計のグループ会社であるペットリファインテクノロジー株式会社川崎工場を、日本環境設計株式会社取締役会長の岩元美智彦氏から説明を受けつつ見学しました。
ここは回収したペットボトルを粉砕溶解し、炭素、水素、酸素の分子の状態に分解して精製し、新しいペットボトルを作っています。
ケミカルリサイクル技術です。
お話しの中で一番印象に残ったのは、「材料もバランス」という言葉でした。例えば、材料として紙が一番良いとして紙を使うとすると森林伐採の問題が起きてきます。使った製品を材料として使用して新しいものを作れば、世界にゴミは存在しないことになります。
回収したペットボトルは地下資源に対する「地上資源」と呼ばれます。
地上資源として何度もリサイクルするために必要なのは、メーカーが最初からリサイクルを考えた材料で製品を作る事です。
発想と技術による地上資源の考え方が今後の方向性のひとつだと思いました。
服から服を作る取り組みもされています。
石油由来ポリエステルを地上資源として再生ポリエステルで服を作ります。
この時に白が透けないようにとか、色が劣化しないように、肌触りが綿に近いようになど、上質の生地を作ります。
私も長袖Tシャツを持っていますが、静電気が起きにくいように感じました。
岩元美智彦さんから広がる地球環境防衛軍の働きが楽しみです。
メーカーが、リサイクル技術の会社に、どのような材料を使えばリサイクル出来るのかを相談して作る未来は近いと思います。
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