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共感コミュニティ通貨「eumo」:幸せとお金の関係性の再構築

初めて新井和宏さんに出会ったのは、2015年の「いいチームをつくりましょう」イベントでした。その後、2018年には株式会社eumoの設立お披露目パーティに参加しました。

新井さんは現代の資本主義を捉え直し、「お金とは何か」を考え直す取り組みをされています。現代の資本主義はお金の概念の多様性を欠き、その結果、お金を「目的」として捉えがちです。しかし、新井さんはご縁と感謝の循環を促す共感コミュニティ通貨「eumo」を通じて、お金は人々が幸せになるための「手段」であることを思い出させる試みを行なっています。

幸せとお金:誤解と再発見

多くの人々は、お金があれば不安が軽減されると思っています。かつて私も、「eumo」を知る前は漠然と貯金していました。

新井さんはバークレイズ・グローバル・インベスターズ(資産運用会社 現ブラックロック・ジャパン)で勤務され、多額の資金運用に伴うストレスで体調を崩されました。退社後、日本に帰国し、『日本でいちばん大切にしたい会社』という本に出会い「今まで自分は誰のことも幸せにしていなかった」と気づいた、という言葉に、私は深い印象を受けました。

お金の限界と新しい価値観の模索

お金を持っていること自体では人々を幸せにはできません。また、自身の幸せを確保することも難しいでしょう。新井さんは「モノやサービスが飽和すれば、企業はファンを増やさなければ生き残れません。ファンづくりのベースは共感です」と語られています。共感コミュニティ通貨「eumo」はファンとしてお店を応援する仕組みを備えています。この「eumo」は、お金を通じた新たな考え方と価値観を提供しており、人々の視点を変える一助となっています。

新しい幸せのかたちと共感の共有

私は共感コミュニティ通貨「eumo」を使うことで、人を幸せにする組織や地球を幸せにする組織にお金を使う意識を持つようになりました。この新たな方法を通じて、お金の使い方がもたらす影響について深く考えるようになりました。

①教訓の得られる「eumo」の使い方

「eumo」を通じて、お金がたくさんあるだけでは幸せには繋がらないという重要な教訓を得ることができます。お金の使い方が幸せにどれだけ寄与できるかを示しています。

②幸せな関係を築くお金の使い方

人々が幸せな組織にお金を使うことの重要性が明確になります。eumo加盟店同士が繋がることで、幸せが共有され、さらに幸福感が増すことを実感できます。

③感謝と関係性を深める「eumo」の力

「eumo」を通じてお金が感謝の意を表す手段であることに気づくと、人との関係がより温かく、まろやかになります。

共感をベースとした等価交換とは異なる贈与循環の経験を通じて、お金以外の価値を尊重し、人々がつながる共感コミュニティ通貨「eumo」を楽しむことで、共に共感資本社会を築く新しいアプローチが、個人と社会の両方に良い影響をもたらすことでしょう。

また、たびのくまが不定期で提供するランチイベント「大地のランチ」でも共感コミュニティ通貨「eumo」を使用することができます。この機会にぜひ共感資本社会に参加してみませんか。お待ちしております!

画像提供:株式会社eumo


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