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はたらく動物と

『はたらく動物と』 金井真紀 2017年

文章、装画とも金井真紀さん。
読む瞑想でした。

引用します

「はじめに
おもしろうて やがてかなしき鵜舟かな

(中略)
 どんな人もその人にしかできない経験をしていて、その経験ゆえの物の見方や物語をもっている。わたしは、その断片を拾う集めるのが好きだ。それも教訓めいた立派なものじゃなく、少し間が抜けているもの、にんまりできるもの、癖のあるものにひかれる。
 今回、拾い集めたのは、犬、ニワトリ、馬、そして鵜といったはたらく動物とその周辺に生きる人たちの物語。

はたして、鵜はかなしかったのかー 」

金井さんの取材先、出逢いや言葉が面白かった。
私の描くイマジンには動物も植物も入っているので、金井さんが体験して伝えた世界に共感しました。

「わしは本を読まん。
 人のはなしも聞かん。
 鵜からいろんなことを聞く。
 そういう生き方や」
  ー 長良川の鵜匠

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