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気づいたら、優しさばかり感じられた。

本日は企画メシ2021「対話の企画」で、
視覚障害を持つ檜山 晃さんをゲストに、第4回目の講義でした。
課題は「パラリンピックを音で聞いて発見したことを教えてください」。

檜山さんの、問いに対して確実に胸元に返してくれる対話の優しさ、言葉選びに感動するとともに、様々な感情が渦巻いて、まだまだ興奮冷めやらぬという感じですが、学びという形で思考を整理していきたいと思います。

本日の学びです。

①見えないことを伝えることを、あきらめない。方法はきっと、ある。

講義中の檜山さんから、「知らないことが増えていく喜び」「わからないものを体感させてくれた方法」という言葉がありました。
「何?なぜ?を掘り下げる」とかって、どこかの企業研修でありそうな内容だけれど、無意識に「自分とは関係ないな、よくわからないな、こわいな、終了」と終わらせてしまい、自分の中で広がらない世界がある。怖くても、時間がかかっても、相手を知る・自己開示するための「対話」が大事であり、その先には目に見えない「感情」も伝える事ができる方法が、きっとある、のだと学びました。

②相手を知って会話をするのは、共有する喜びに目を向けるため


例えば今回、檜山さんが開会式に行った経験があるのだから、そこから話をしたら、もっと共有を引き出せたなぁと、反省しました。講義でも何回も言われている「相手を知って伝えていく」ということは「こびる」ということではなく「共有する喜び」に目を向けることであると、再認識をしました。共有する喜び、そう考えると、檜山さんの「共感します」「なるほど」という言葉に、普段のそれよりも重みを感じました。

③人との関係性は場面によって変わる。でも、場面が変わっても変わらない思いやりを持っていたい。

ダイアログ・イン・ザ・ダークの暗闇という装置により「世界の法則性が変わることで人と人との関係性が変わる」という言葉がありました。

また、講義の中で、「過去に暗闇コンサートをしたとき目が見えない人は正装で、目が見える人はラフな格好できた」という話がありました。私は、なんて表現したらよいか良い言葉が見つからないのですが、なんだかとっても涙が出そうな気持ちに、なりました。でも日常に置き換えたとき、例えばリモートで見えないから、ではなく、仕事だから、と考え行動できているか・・・。

場面が変わると、優位か劣位か、多数派か少数派か、など人との関係性は変わる。でも、場面がかわっても変わらない、根底の「心持ち」「思いやり」を持っていたいなぁと、うまく書けないのですが、そう感じました。

そして気づいたら、優しさばかり感じられた。

ここからは、学びに昇華できていない余談となりますが、檜山さんがアテンドでうまくいったことを日常に持ち込むと、日常がより良くなるといっていました。言われれば当たり前ですが、私自身は仕事でうまくいった「言葉遣い」「伝え方」「連絡のタイミング」等を、日常に持ち込めているだろうかと考えたら、胸が痛む場面がありました。家族や友人など身近な人ゆえ甘えているところもあるし、単純に日常という忙しさにかまけて優しさが欠如している場面もあるなぁと反省しました。。

それから、優しさでいうと、今回私の課題を「準推し」に選んでくれた人がいて、そのことだけで1日中頑張れるくらい嬉しかったのは言わずもがなですが、同時にそういう優しさの伝え方もある、とハッとしました。

また「障害がある人もない人も違いはない」なんていうのは簡単だけれど、課題へのアンサーで「パラリンピックとオリンピックの音に違いはない」と倒置法でそのことを表現して見せている方がいて、本当の意味で偏見を持っていない人間性・優しさを感じました。

ということで、今回は、気づいたら、優しさばかりを感じる、そんな時間となりました。改めて、檜山さん、阿部さん、本当にありがとうございました。

次回は「本」の課題。とても楽しみだし、企画の夜市で企画生に教えてもらったオススメの本、4冊買ってしまいました…。笑

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