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企画メシの学び②

本日は企画でメシを食っていくの第2回目。
九龍ジョーさんをお招きした「伝統芸能の企画」。

仕事で、歌舞伎、能、神楽、浪曲、寄席、講談はもちろん、ちょっと変わったところで、薪能や八王子車人形、手妻、鼓童、も観たことはあるし、
なんなら、国立劇場の高木秀樹さんの解説講座や、松竹衣裳の海老沢社長の歌舞伎衣装講座も聞いたことがあり、伝統芸能は普通の人より体験し、そして企画をしていたはずなのに、、、
出来ることならビデオOFFにしたいような課題しか出せなかった私にとっても、あっという間で楽しく学びの多い2.5時間でした。

本日の学び3つは下記です。

①届きやすさを重視。その中で自分フィルターに通すと届きやすくなる。
冒頭に書いた「伝統芸能」に関わる仕事が一部あるにもかかわらず、謎の課題しか出せなかった私。驚かれても仕方ありません。
でも腕を怪我してマウスを持てなかった(笑)わけでも、手を抜いたわけでもなく、、
自分なりに考えて出した「伝統芸能全般」の魅力でした。

課題を出す前に考えていた主なことは、
・能や歌舞伎に現代の私が感情移入するという感覚は、自分の中では「リファレンス(照合)」するという感覚で、最も言い当てた言葉である
・八王子車人形の古くからの担い手の方々が、小学生に教える姿を見て、そしてコロナ禍では歌舞伎がリモート上演される様子を見るなどして、年齢や場所を超えた、古代からの「時空を超えた」継承があることが他の芸能と違う点だなぁというのが、自分の中での最大の気づき
・また時空を超えるということや、全国に残るということが「旅」的な要素があり、自分の仕事もリンクしているなぁと。

課題を考える過程では自分フィルターを通していたにもかかわらず、
アウトプットには何一つそれが出せず、結果、伝わらなかった。
悔しいし、反省は細かく分けなくても10個以上あるけど、でも。

自分が経験してきたことを棚卸し、頭の中で反芻することで、
伝統芸能の魅力がより好きになったのはもちろん、
「出発点が自分でいい」ということを身をもって体験したこの体験は、
簡単には忘れない記念すべき日になりそうです。

次の課題は「やりたい企画」、ある意味、
私の日々取り組んでいる仕事と一番近しい部分でもあります。
自分フィルターを最大限生かせるように、学びを生かしていきたいです。


消費する(される)だけで終わらないように「書き」残す重要性
序盤の九龍さんのキャリアを振り返ったお話の中で、面白いことに飛びつきながらも、点と点を線にしてきた背景の中には、「書くことで残る」「書けば届く」ことを実感した例もありました。というお話がありました。

私のような旅行を「企画」する仕事の場合、観光地には流行り廃りがあり、世界遺産に認定されたり、インスタでブームになったり、TVで紹介されたり、ロケ地になったり、という場所や地域を、その一時を逃さず仕掛けに行くスピーディーさが重要で、面白い部分でもあります。

一方で「浪費」されているような感覚に陥るときもあり、調べたり、関わってきた、歴史や人、すべてが終わってしまえば、泡沫のごとく、お客様の記憶からも、自分の記憶からも消えてしまう…ということを繰り返しているような気もします。

自分のやってきたことを無駄にしない、自分の引き出しを増やす、何より自分の糧を増やし、「わかってもらえる」表現を練習するために、そして自分に関わってもらえる人に見つけ出してもらうためにも、すぐには見つけ出されなくても、若輩者なのにと不安に思っても、「書く」ということをしていきたいと、なぜか講義の最後にはそのことが強く心に残りました。

自分で書いたことに「真に受ける」
そして書く中で「真に受ける」ことが大事であるという言葉が、私が課題を提出するうえで足りなかったことを私宛に個人的に届けてもらっているのではないかというくらい、自分の脳内に響き渡った感覚がありました。

今までの、阿部さんの言葉から、本から、
私は読み取れていないことがあると、
今更ながら気づいた部分もあります。

そして「真に受ける」ことに関して咀嚼しきれていない部分もありますが、これからの講座を通して、日常を通して、自分の中に落とし込んでいきたいです。


九龍ジョーさんありがとうございました。
そして、恥ずかしい課題は忘れて、
伝統芸能の魅力に継続して興味を持ち続け、
伝統芸能の魅力を伝えていける人間になりたいと思います。

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