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ほうじ茶好きですか?

あなたは「ほうじ茶」って好きですか? 
私は好きです。香ばしくて、飲むと口や喉がさっぱりしますしね。

ところでほうじ茶って煎茶や抹茶に比べると、ワンランク下に見られるというイメージはないでしょうか。
煎茶、抹茶が品の良いお茶とすると、ほうじ茶は、色も茶色だし、普段使いというか、カジュアルな雰囲気です。

石川県の加賀市に「献上加賀棒茶」というほうじ茶を作っている丸八製茶場という会社があります。
"献上"というと天皇陛下に献上されたという事実があるので、そのような名前が付けられているのだろうと想像できますね。
実際そうなのですが、丸八製茶場は昔から由緒ある高級なお茶を作る会社ではなかったようです。

ほうじ茶といえば、安くて手軽、逆に安くないと売れない、そういった常識が業界では出来上がっており、丸八製茶場も同じように、いかに安いお茶の葉を仕入れ、他社よりも安いお茶を作ることができるか、に腐心していました。それがあることをきっかけに、質の高いほうじ茶を作る方へ舵を切ったそうです。

しかし、その道は簡単ではなかった。
お茶業界や消費者の既成概念への挑戦という、想像以上に棘の道でした。丸八製茶場物語、どうぞご覧ください。
【献上加賀棒茶】ほうじ茶の常識を変えた「丸八製茶場」の物語

「質が良く美味しいほうじ茶を作ろう」という思いは「このままでは、ほうじ茶業界はだめになってしまうだろう」という危機感が後押ししたのですが、根強い既成概念を覆すのは想像以上に大変だったようです。
成功への兆しは「東京での試飲作戦」「雑誌での露出」「北陸新幹線開通」など、いくつかの要因が積みあがったことが大きいのですが、当時の2代目社長が地道に20数年続けてきた"あること"が、今の丸八製茶場を支えているであろうことも見逃せません。

何か新しいことをやろうとする時や、それまでの業界常識を覆そうとする時、大きな障害が立ちはだかることが多い、というか反対勢力は必ず立ちはだかってくるものです。それに対峙する時、苦難を乗り越えるために一番必要なのは「思いの強さ」ではないかと思います。
この、少々のことでは揺るがぬ思いの強さがなければ、すぐに諦めてしまうでしょう。
かのスティーブジョブスも「一番大事なのは熱量だ」と言っていました。

過去の歴史も、パラダイムシフトが起こる時には「思いの強さ」があったと思います。
私なども「これはこうした方がいいと思うんだけどなぁ。でも周りを見回してみるとなかなか難しそうだなぁ」と簡単に諦めてしまうことが多いので、反省しきりです。
「思いの強さが原動(継続)力になる」そのことを改めて丸八製茶場に教わりました。
                            2022年4月7日

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