【祝・BD/DVD化】インディゴの気分 地上波版・第3話感想【編集の妙】
【旧ブログより】
2019年8月13日 (火)
祝・BD/DVD化!記念
地上波版の放送も始まり、再び盛り上がっているので、地上波版第3話の感想も含めつつ、原作の布教をしたいと思う。
地上波では一体どうなってしまうのか?
原作及びFOD版を知っている視聴者にとっては、注目点しかない第3話。
途中、わりと重要な部分が複数カットされ、初見の人にとっては“?”な感じになっていたので
「こんなふわっとしていて今後の繋がりは大丈夫なのか…これが地上波の限界なのか…」
と心配していたのだけれど、次回予告で見事に伏線回収(厳密に言うと違うけれど)されていた。
すごいよ!
でも、予告見なかった人の中には、色々誤解したままの方も多いのではないだろうか?
細かく解説するのも野暮だと思うし、真相については原作を読んでほしいの一言に尽きる。
なのだが、地上波4話の放送を待つ間のふわふわとした時間を埋めるべく、予告編を見なかった場合、どういう解釈になるのかを考えてみたいと思う。
まず、蒲生田邸からタクシーで自宅へ戻ったあとのあのシーン
①『今日は無理』
一体何が無理だったのでしょう?やっぱり男同士だから?
でも君たち蒲生田邸およびタクシーの中であんなことしておいて今更なにが無理???
②文机の引き出しの中にあったもの
ちょうど片手で握れるサイズの何か。全部は映せない何か。
映っていたのはスイッチのあたりかな?スイッチを見逃すと、その後の意味合いも変わる。結局、引き出しとは、作家としての引き出しってことで、それを開けた瞬間が、ポルノ作家として一歩を踏み出した瞬間で、そこから取り出したアレが自身の欲望の象徴だったってことは、たとえそれの正体がわからなくても、視聴者にわかるようになっている。素晴らしい。
③理生のあられもない姿
理生は、文机からとりだしたあるものを用いて、欲望を満たしていた。それはわかった。ただ、②のスイッチを見逃していた場合は、見方が変わってくるかもしれない。あれがTEN◯A的な何かではないと気がつけば、後で驚くこともないだろう。そしてTEN◯A(男性用)であったなら、ドラマとはいえ、ひとりで致しているとき(男性にとっては日常の行為に過ぎないのに)に何故あんなに声を出す?下を全部脱ぐ必要が?????
以上の3点の疑問をのこしたままエンディングテーマ終了。
そして次回予告。
「ひろがったよ」
そう!拡がったんです。拡げたんです。どこをって?
この一言で何が無理だったのか、文机から取り出したアレは何だったのか、どうして下半身丸出しだったのか、自主規制でカットされていてもわかるのです。
すごいですね。編集って。
あと普段BL読まなくて、前作「ポルノグラファー」ドラマだけ見た方の中では、木島×久住だと思っている方も一定数いるようなので、理生が受(ネコ)と思って見ているのとそうでないのとでは、随分理解に差が出るところなのかしら。
残念ながら地上波で自主規制がかかってしまった、私的3話のハイライト「麗しい理生のおしり(えくぼ)」を堪能してみたい方は、FODもしくは10月に出るDVDは必見です。
インディゴの気分 FOD版 第3話感想
そして、麗しいだけじゃない理生を知りたい方はぜひこの機会に原作を読んでいただければと思う。
インディゴの気分(原作)感想