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ぼくと醤油おじさんに勝つゲノム業務のモーニングルーティン

コーヒーを淹れてみようかな。
でもなんか上手くいかねえし買ったほうが美味えわ。
なんて話をよく聞く。

コーヒーを何となくハンドドリップで淹れて2,3年。
そんな私からしたらそれは勿体ないなあと思うのだ。
ただ嗜好品。酒もそうだけど奥に行けば行くほど「オーソドックスにうまい」よりは「なんだこれは!よくわかんない!イイネ!!」みたいな基準になってくるため、案外コーヒーに慣れた人が初心者にあーだこーだ言うと尚更遠ざけてしまう。

そんなことを思ってから『初心者がハンドドリップでコーヒーを淹れるための初歩』について意識をしてみた。

失敗しづらい。わかりやすくうまい。なるべく金かからない。物を増やさない。そんな観点。
で、一旦の結論が出たので参考になればと思う。

用意するもの

  • ドリッパー

HARIO(ハリオ) V60 1回抽出ドリッパーMUGEN コーヒードリッパー 1~2杯用 ホワイト 日本製 VDMU-02-CW 

コーヒーの淹れ方を調べると
「蒸らし30秒」「総注湯量を分割して4回に分けて」とか言われる。これ案外時間カツカツでムズい。

コーヒーは円錐型のドリッパーで淹れる際、基本的に3分以内に完成させる。
初心者のうちは色々手こずって3分超える。そうすると舌がビリビリするコーヒーができて「なんだかなあ。もういいや」になる。
だったら160cc バーって注いで7割クオリティのものが出来上がったほうが満足感高い。それが出来るのがこれだ。

同じようなのでクレバードリッパーてのもあるけど使う豆とか考えるとちょいと上級者向け。
MUGENのプラスティックは終売したのかな?リンクは1600円くらいだけど、それなら800円くらいです。

慣れてきたらフラワードリッパーが雑味出づらくてオススメです。

三洋産業 CAFEC トライタンフラワードリッパー CUP1 1杯用 ブラック TFD-1BK 

https://amzn.asia/d/95J8wWc

  • ペーパーフィルター

正直これ一択、と言いたい。

三洋産業 コーヒー フィルター アバカ 円錐形 1杯用 100枚入 2個パック 白 計200枚 AC1-100W 

ただ実状として店舗で見かけづらいので、白いフィルターならなんでもいいです。
ただ紙臭さって正直あります。ティッシュを水で濡らした時の土とゴムみたいな臭い。紹介したアバカフィルターはそれがないのよね。
紙のやつ買うならば対策で「ペーパーリンス」と言われるやり方があるのですが長所短所、そもそも効いてんのか?については諸説あるので気になるならYouTubeなんかで調べてみてね。

  • ケトル

MUGEN使うならティファールの電気ケトルでいいです。

ティファール 電気ケトル 1.2L たっぷり大容量 「ジャスティン プラス スカイブルー」 KO4904JP 

やかんでも、お家にあるのでいいです。
ちょっと慣れてきたのでハリオV60とかフラワーとかのドリッパー使いたい、というのなら最低限がこれかな

ドリップカップ通販 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販 

https://www.nitori-net.jp/ec/product/8944232s/

最初は軽いのを選ぶといいと思います。
コーヒー淹れてる動画でよく見る胸の高さに持ち上げてくるくる〜ってやつ、重いとしんどいので。

  • サーバー

一人ならいらない。
一回で淹れて、2つ以上のカップがある場合に分けるためのものなので。
買うなら「見た目」「注ぎ口の湯切れ」「頑丈さ」「洗いやすさ」など自分のものさしで決めればいい。
味には影響しないです。

  • ミル(豆を挽く器材)

正直一番ムズい。楽器に近い。
安いもん買っても寿命が短く、しばらく付き合えるものを買おうとするとそれなりに高価。
色々失敗した結果、個人的に最低限はこれ。

タイムモア TIMEMORE C2 コーヒーミル 手動 手挽き コーヒー ミル ステンレス臼 36段階粗さ調整可能 軽量 アウトドア 持ち運びやすい お手入れ簡単 グレー ブラシ付きhttps://amzn.asia/d/ewtkXzN


店で豆を買う際に挽いてもらうことができるのだが、そうすると豆の賞味期限が極端に短くなる。
とはいえいきなりミルを買うほどかと言われると…。

初心者のための一旦の結論は
「量り売りしてもらえるお店で100g、粉で買う」
かな…?

  • 温度計

  • スケール(重量計)

なくて平気。
だけど買ったら「買ってよかった」と絶対思う。
コーヒー用のものをネットで調べると思いの外高価な物でてくるけど100均のでOK。

コーヒーはだいたい82℃〜90℃くらいの湯温で淹れます豆が黒っぽいほど温度を低く、薄い色なら高くが大雑把なセオリー。
あとさっき書いたけど本格的にレシピ通り淹れる場合注湯量が肝心になる。

料理作るとき調味料を大雑把に入れるか計るか。
そう考えるとこの2つ結構肝心ですが、なくても平気です。

家でコーヒー淹れてみようかな?と思う程度に興味がある人はコンビニコーヒー飲みますよね?
育った環境のようなもので、引っ越す際あまりに環境の違うところだと暮らしづらさを感じます。
なので恐らく『コンビニコーヒーのバランス感、かつそこに高級感がある』オススメ基準としてはこのくらいがベストな気がしています。

あと「初心者だしまずは安いのから」
結構ここでつまずく気がしてます。
コンビニコーヒーなどで馴染みのあるブラジル、コロンビア、グァテマラ。「モカ」なんて呼ばれるエチオピア。
いろいろ飲んで一周すると感じるのですが、こいつら結構クセ強いです。
安いほど産地のネガティブな特徴が強く出ます。コロンビア飲んで「酸味が」、グァテマラ飲んで「苦い」、ブラジル飲んで「なんか思ってたより軽い」。
エチオピアは安いやつだととにかく逆側に吹っ切れようみたいな感じだし。
もちろんみんな美味しいんだけどね。
ただ「コーヒーってこんなかんじか」を掴んでからじゃないと魅力が見えづらいかも。

あと市販の安い豆ほど量が多いです。
さっき「豆の賞味期限」なんて書きましたが、粉の場合おおよそ1週間と思ってください。以降は雑味というか口の中でのビリビリ感が強く出ます。
「まずはカルディでもいってみっか」。これもこの基準で言うならNGかも。あそこ最低200gからしか買えなかった気がします。
地元で『コーヒー豆販売』でネット検索すれば関東圏なら行けなくはないところに大体あります。

以上踏まえた個人的な結論として。
100gで700円〜900円程度のメキシコかコスタリカ。カリブ海近辺の豆は甘、苦、酸のバランスがいい。ギュッと要所がコンパクトにまとまってる感じで、トガッてる部分が目立たないものが多い印象。
クオリティのブレも小さいので。

淹れてみようぜ

  1. お店行って買いたい豆を選び「それの100g、ペーパードリップ用で挽いてください」と言って買う。※淹れ方で挽目がかわる。

  2. 帰ってお湯沸かす。ある程度置いて冷ます(3,4分くらいで90℃切るのでは?)

  3. ペーパフィルターを折ってMUGENドリッパーにセット、ドリッパーをマグカップに乗せる。

  4. ペーパーフィルターに粉を10g乗せる。なるべく平らに均(なら)す。

  5. 沸いたお湯をドリッパーに150g。粉がジャバジャバ動かない程度の少しゆるい勢いで中心目掛けて注ぐ。温度計あるなら86〜88℃で。

  6. お湯が大体落ちきるのを待つ。「ポト……ポ…ト…」くらいまで待つとネガティブな味が出るので「ポト…ポト…」くらいでドリッパーはどかす。

  7. できあがり

恐らくこれがある程度のクオリティが担保出来たうえでいちばん楽。

「いらない」って言ったけどちょいちょい容量、温度の指定がありました。
粉の容量については『メジャースプーン』『コーヒースプーン』てのが100均に売ってるからこれはあったほうがいいかな?すりきりで大体12gだよー、ってつくり。私はセリアのやつを最初の頃使い倒してました。料理用の小さじでもなんとかなると思います。

豆込みで初期投資2,500円くらいかな?
日々喫茶店行く方なら店だと500円のところが1杯100円未満で大差ないクオリティになるので得は得です。
そんなこと言いつつ家でのコーヒーに慣れたあと店行くと「ここは店でしかできないことだな」と新たな発見あって楽しいです。

そんなかんじ。では。

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