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#17 尿毒症とは?

全く聞きなれない症状で、調べてみました。

【尿毒症の原因】

尿毒症とは、慢性腎臓病(CKD)など、腎臓に障害があり、多くの場合腎臓の機能が正常の10%程度に低下した腎不全の末期に起こる可能性のある症状です。

また、慢性腎臓病だけでなく、O-157などの病原菌に感染して起こることもあります。

腎臓の老廃物を濾過する機能が低下し、老廃物が尿と一緒に排せつできずに体内にたまり、全身に症状が現れます。

【症状】

穏やかに腎臓病が進行すると自覚がなく、検査で判断されることもあります。
症状があった場合は疲れやすい、だるいなどがありますが、人によって様々な症状があります。
【脳】意識障害、けいれん、不眠、頭痛
【眼】視力障害、眼底出血
【口】尿臭、歯肉出血、味覚異常、金属様の味
【顔】むくみ、黄土色、貧血様
【心臓】心肥大、心不全、心膜炎、動悸、高血圧
【肺】咳、息苦しい、肺水腫、胸水、大きな呼吸になる
【血液】尿素窒素・クレアチニン・カリウム上昇、貧血、酸性になる
【腎臓】尿量減少
【胃腸】食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、潰瘍
【皮膚】皮下出血、むくみ、色素沈着、かゆみ
【末梢神経】感覚異常、イライラ感
【骨】低カルシウム血症、高リン血症、骨病変


【検査項目】

血液検査でクレアチン、尿素窒素を測定します。

【治療】

原因が慢性腎臓病の場合は、降圧剤や利尿剤などの服用、食事療法で腎機能を保つなどの治療が必要となります。また並行して人工透析などの治療も検討します。
治療を行わないと命に関わることになります。


様々な症状の出る可能性がある尿毒症。もし尿毒症と言われたら、薬を忘れずに飲み、食事療法をするなどきちっとした治療を行いましょう。


(出典:病気スコープ全腎協

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