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2021年7月に変動した食べログの点数分析

2021年7月6日の点数変動は当研究所で観測している2,179店舗内、
394店舗、7月20日は2,154店舗内、391店舗で点数に動きがありました。
ここ最近は点数が下がるお店の方が多い傾向があったのですが、7月2回目の点数改定は実に4月ぶりに点数が上がったお店が多いという結果になりました。

食べログ掲載店舗数が約27,000減っている!?

まず今回の点数改定の詳細を書く前に気になったのが食べログ掲載店舗数の急激な減少です。

掲載店舗数と言うと「有料掲載店舗数」と捉えがちですが、食べログにおいては無料掲載店舗数を含みます。
そのため、有料掲載の解約をしたから掲載店舗数が減ったという訳ではなく、閉店処理もしくは掲載保留になった店舗が多いと考えられます。

以下はここ1年半の間の店舗数の増減で特に動きがあった日の抜粋です。

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コロナにて自粛が呼びかけられるようになってから最初に動きがあったのは2020年7月のこと。7月3日~5日にかけて合計103,728店舗もが閉店もしくは掲載保留の処理をされたと思われる動きがありました。

その後2020年7月6日~2021年7月6日の間に掲載店舗が22,851増え、2021年7月20日の観測時点で27,394がまた減るという動きがあったのです。

2020年7月初旬の店舗数減少はレビュアからの報告や電話が通じないということから閉店や掲載保留(営業している確認が取れない)対応を一気にやったのではないかと思われます。

それ以降の掲載店舗数の増加はもちろん新規出店はあるかと思いますが、掲載保留にされたお店の復活が大きいと思われます。
またお店は以前からあるけれども食べログに掲載がなかったお店がページ作成依頼をしたという可能性もあります。食べログにはコロナ以降「お店からの大切なお知らせ」という掲載枠が設けれられ、こちらで時短要請の対応内容を書くように促しています。コロコロと変わる要請による営業時間の変更をお客様に伝える手法として食べログが有効ということで登録申請をした店舗があるというお話を耳にすることもありました。

そして今回少しずつ店舗数が増えていると思っていたところに2021年7月7日~20日の間に急に27,394もの掲載店舗数が減ったのです。

また閉店や掲載保留にされたのだと思いますが、食べログはもしかすると毎年7月にこの対応をしているのかもしれませんね。

いずれにしても観測を始めた2020年4月10日から2021年7月20日までの間で合計108,271もの店舗が食べログから閉店もしくは営業の確認が取れないという扱いになっています。

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