小型二輪の免許取るぞ7
前回はセット教習で小型二輪が起こしやすい事故や、二人乗りの注意事項を知りました。(実は免許をとってから1年経たないと二人乗りができないことを知らなかったので驚きました)
今回は第二段階のみきわめ試験。いよいよ教習所へ通う生活も大詰めです。梅雨入りした関東地方で「急制動で滑るの嫌だから晴れてくれ」と祈る僕ですが、教習所で雨走行を体験できた方がいいという声も聞こえてきていて…。
あの教官再び
天気の心配は杞憂に終わり(笑)、曇り空でみきわめに挑むことができました。
…と「ヨォーし、始めようか!」とあの声!そう、あの名物教官がやってきたのです!ただ前回の経験で「おちゃらけているだけで実際はものすごく深く考えている人(と僕は思っている)」ことを知っているので、今日も頑張るぞ!と思えたのでした。
なんとか突破!
試験自体は淡々とすすみました。「本番でゼェッタイに一本橋から落ちんなヨォ!」と言われるくらいで、コースは覚えられていたし、基本的な走行も問題なし。あとは卒業試験当日の天気が味方してくれればいいのだけれど。
試験ポイントまとめ
走行中のクセや運転技術などで、教官からは次のようなアドバイスをもらいました。
・試験開始の時は、ブレーキとウィンカーの動作確認をする(電源ONにしてから!)
・バイクにまたがったら、ミラーの確認を忘れないように
・左折するときに膨らみすぎない
・曲がってすぐに障害物がある時は、少しおおげさに距離を取るくらいでいいので避ける。ウインカーを出すのも忘れずに
・急制動は二輪の特性を生かして止まれば平気
・停止線オーバーすることがあるので気にすること
・見通しの悪い交差点での二段階確認で前に出過ぎない
・走行が終わってバイクから降りる時は、必ず後方確認!
いくつかピックアップして詳しく説明します。
左折するときに膨らみすぎない
右折より左折の方が曲がりにくいと感じていたので、どうやら大回りしていたようです。あまり膨らんだ曲がり方をすると減点対象になるそうで、意識的に「もっと小回りで!」左折するようにと言われました。
急制動は二輪の特性を生かして止まれば平気
第4回で急制動のポイントを教えてもらっていましたが、実は前回の記事で書いていた「危険を予測した運転:シュミレーター」の授業でもポイントを教えてもらっていたんです。
ポイントは「どうやって前輪に体重をかけるか」
「バイクの前輪にはバネが入っているので、それに体重を乗せて止めるイメージ」というのは言われたけれど、具体的な方法を教えてもらっていなかったんですよね。で振り返ってみると前回掲載していたイラストは間違っていたのでは…と思い始めて描き直してみました。
1. 加速中は腕に余裕を持たせて前傾姿勢
加速する時は前屈みになっていた方が安定するので、腕は「くの字に曲がるように」余裕を持たせておくのがよい。
2. ブレーキをかける時は突っ張る
ブレーキをかける時は前輪に体重を乗せたいので「腕を真っ直ぐ突っ張って体重が前輪に移動しやすいようにする」のがよいそうです。
もちろんブレーキを一気にかけるんじゃなくて、前後ブレーキを軽くかける→グッグッっとかける二段構えにするという以前教えてもらったテクニックも活用しますよ!
急制動、嘘みたいに止まる
そしてこの方法を試したら、嘘みたいに止まるんです。もう余裕で停止線前で止まれる。スピードがちょっと出過ぎたかな?と思っても止まる。そしてスリップしない。
こういう「こうしたらいいんだぜ」みたいなテクニックは信じない天邪鬼だったんですが、これは騙されたと思って試すべき!
これを試験でやったら即不合格
ここから先は全員対象。試験でこれだけは絶対にやっちゃだめ!
・停止線を超えて止まること
・信号無視をすること
・一本橋から落ちてしまうこと
・急制動で2回失敗すること
・そのほか交通ルールを無視したり、教官の指示に従わないこと
これを試験でやっても不合格にはならない
こちらは意外にも一発不合格ではないこと。むしろ迷ったらやった方がいい。
・コースを忘れたら一時停止して教官に聞いていい。これは減点にならない。ただし本来のルートに戻るまでの走行中も試験に含まれるので、原点対象が増えてしまうのを忘れずに
次回の教習は?
今回は卒業試験に向けて、最終調整ともいえる「第二段階のみきわめ」でした。コースはもうバッチリ。心配していた急制動は最強のテクニックを教えてもらって自信がつきました。代わりに一本橋に苦手意識が。下を見るな、前を見ろ!
そして教官から「バイクは楽しく乗るものだ」というお言葉。僕、泣いちゃいますよ、まだ終わってないけど。
次回はいよいよ卒業試験です。仕事前の朝イチで予約しちゃいました。体調万全にして。そして天気が崩れませんように。
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