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クロスカブがやってきた!ついに始まったバイクのある生活。

思い立って小型二輪の免許を取得し、いろいろ悩んで探して購入を決めた相棒のクロスカブ。週末のたびに乗っていたら、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。そんな日々をちょっと振り返ってみようと思います。

小さな発見の連続がとにかく楽しい

まるで補助なし自転車に乗れた時みたい。とにかくクロスカブ に乗る時間が楽しくて、無駄に用事を作って近場を走るようになりました。

すぐそこにあったのに行こうともしなかった場所。車だと気づかず通り過ぎていた面白そうな場所。知らなかったその場所の匂いとか音。ただ走っているだけで色々な発見があるのがとにかく楽しいです。

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燃費の良さにビックリ

ガソリン入れてビックリ。こいつ、1リットルで60Km近く走りやがる…。燃料メーターが「E」に近づいてガソリンを入れても、せいぜい300円くらいしかかからないのも驚き。そりゃ3リットルしか入れなければその金額なのは当たり前なのだけど…。

クロスカブの燃料メーターって、残量が実際より余計に減って表示されるっぽいです。燃料タンクは4.3リットルなのですが、半分で1.5リットル、赤いゾーンに入っても1リットルくらい残っているみたいです。(車体や気温などで変わるかもしれません)
意外とこまめに給油することになるので、早め早めに動いてくれよという暗黙のメッセージだと受け取りました。

安全第一で運転してね

ある日外出した時に知らないおばちゃんに声をかけられました。

昔カブに乗っていたそうで、クロスカブを見つけて話しかけてくれたんです。こういう経験って車に乗っている時にはなかったので驚きました。

「バイクは体がむき出しだから、安全第一でね」と言ってくださったのが印象的です。気をつけて乗ろうと思いました。

そういえばメンテナンスどうすればいいんだろう

さっき話題に出たおばちゃんが教えてくれたことがもう一つあって、「カブのメンテナンスは油さしておけばとりあえず大丈夫」ということでした。

うーん、どこにさせばいいのか。何にも知らない僕は帰宅後色々調べたのですが、多分チェーンに「チェーンルブ」と呼ばれるものをさせば良さそうだとわかり、そのことを伝えてくれたのかなと思いました。

これも500Kmごとだとか、1,000Kmごとだとか、自分でできるとかできないとか、人によって対応が千差万別。これ以外のメンテ方法もたくさんあってもう頭がパンク。

今自分なりに出した答えは「ちょっと部品をはずして対応できるものは自分でやってみる、それ以外は専門家にお任せする」です。チェーンルブは近々さしてあげようと思っています。

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わからないことは専門家に相談しよう

購入してすぐにリアボックス(荷台につける荷物入れの箱)をつけようとしたのですが、これが全然うまくできなくて。そういえばこういう機械工作って全然やってなかったんだなということを再発見。

あちこちネジを外してみたりしてたのですが、とにかく固くしまっていて驚きました。そしてしっかりネジをしめ直したつもりだったのに、何度か走った後に2ヶ所なくなってて涙。バイクの振動でネジが緩んで落ちてしまうんです。

この時はエンジンとか動作に直結するような重要な場所じゃなかったので良かったのですが、もしそんなところを無理していじって事故なんか起こしたらシャレにならない!

慣れていない人が無理をしてはいけないものだということを身をもって思い知り、難しいことは専門家に相談しようと決めたのでした。

専門家は専門すぎて自分のレベルアップが必要

物事の最初なんてなんでもそう。

近所のバイク屋さんに色々聞きたくて飛び込んでみると、全然話が噛み合わない。「メンテナンスってどうすればいいんですか」「ネジ取れちゃったんですけど。。」「次どうしたらいいですか」

回答は「無料のやつ?」とか「注文しとくよ」とか「また連絡する」とか。何かを知っている前提で話されて全然わからない。

取扱説明書を読んでみたりとか、ネットで検索したりとか、雑誌を読んでみたりとかしているうちに、ちょっとずつわかってくる日々でした。

ちなみに注文したネジが届いたと連絡が来て行くと、ネジを渡されてあとよろしく!でした。つけてくれると思っていた僕は激甘でした。(自分でできることは自分でやりましょう)

取説は知識の宝庫なので一読するべし!中古で買ったらついてこなかったので必要ないものだと思っていたんですが。HONDAのHPでPDFを見つけて読んでみたら疑問がいくつも解決したので最初に読むべきものだと思いました。

車の流れにもちゃんとついていける

原付2種なので60Km/h出せます。これだけスピードが出せれば一般道は結構流れに乗れちゃいます。

直線が続く道とか、車の通りが少ない道ではバンバン抜かされますけど、大通りは変に怖がらずに堂々と走っていればいいんだな、ということがわかってきました。ビクビクしている方が危ない運転になっちゃいます。

ある程度スピードが出せているなら、変に道の端にいない方が良いということもわかりました。道の端にいるってことは「抜かしてくれ」って意思表示になるんですけど、60Km/hで走っていると車も抜かしにくいんですよね。そういう時は堂々と道の真ん中を走っちゃおうと思いました。

サイドミラーがくるくる回る事件

なぜかサイドミラーの根本のネジが緩んでいて、走っているうちに角度が変わって後ろが見えない!そんなことがありました。

走行中の振動でネジが緩むなんて、さっきのネジ落とした事件もそうですけど経験したことがなかったのでいちいち驚きました。すぐにスパナを買いに行ったのはまた別のお話。

突然のサムズアップ

対向車線をイカツイバイクが走ってくるとビビリます。けど一度「サムズアップ」してくれた人がいてなんか嬉しかったです。僕は走行中、振り落とされないように無駄にハンドルを強く握っていて、手放しなんて到底できないので何にも反応できなかったけど…。こういうコミュニケーションっていいですね。

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必要なモノゴトを選ぶこと

バイクってその大きさや乗り方から天候に左右されるし、風が強ければ煽られるし、運べる荷物に限界があります。なので一生懸命「どうしたらうまく乗れるか」を考え始める自分がいました。

例えば「天気が悪い」「雨が降りそう」。そんな時は乗る日を改めたり、出発時間を早めたり遅くしたり。天気予報に真剣になったり、進行方向の雲の形で天気がわかるようになるらしい!なんて知識が入ってきました。

風が強ければスピードを遅くしたり、道を変えたりしました。知らない道に出会えました。

「この時間までにここに行かなきゃいけない」って時には向かない考え方なんですけど、そういう時は車を使えばいいんです。乗るタイミングまで含めて、自分の責任で「安全を選ぶ」というスキルを求められている気がしていて、「応えてやるから面白いところに連れて行ってくれよ!」って思っています。

優先順位をつけたり、取捨選択が下手糞な僕にはいい訓練です。

バイクは乗るためにある

どこで知ったか忘れてしまったのですが、走ってどこかへ行こう、っていうより乗っていたい。乗っていると新しいことと出会えるから。

試行錯誤が続く日々ですが、安全運転を忘れずに、もっともっと色々な発見をクロスカブ と一緒にしていきたいと思った1ヶ月目でした。

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