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【連載】無職の父と、田舎の未来について。 /さのかずや「葛藤と敗北、書けない経験、日々の余裕と楽しく続けていくことについて」前編(仕事文脈vol.22)

 札幌の春。今年の冬は雪がさほど多くなかったので、3月中旬には雪がすべて溶けていた。桜はもうすこし掛かりそうだけど、今年はお花見ジンギスカンやってもよさそうなので、やっと北海道らしいことができそうで楽しみです。さのかずやです。

 この半年は本当にいろいろあった。半年であったことを書ききれないくらいいろいろあった。正直言って全然うまくいかなかった。人と揉めたり、次のアクションを起こすために自分を追い込んだらしっかり追い込まれたり、とにかく人に迷惑をかけた半年だった。「田舎の未来」の可能性を考えて北海道に戻ってきて3年、鬱で休んだ半年を挟んで2年半。ずっとうまくいっていない3年間を過ごした。なんか1年くらい前も同じようなこと書いた気がするけど、またちょっと違う経験をしました。

 実はこの原稿の締め切りである3月末時点で、自分の仕事としての状況が浮いてしまっている。この状態だとこの先について書けることが何もないので、締切をすこし引っ張ってしまっている。笑  次の号を書かせていただくころには全然違う道に進んでいる可能性があるが、それはまたその機会に。

最近は札幌国際芸術祭 2024のお仕事をしたり しています

 この半年間、いろいろと巻き込んでしまった方々には本当に申し訳なく思っている。でも他人を巻き込むほど大きなアクションを取っていたし、そこから得られる学びはとても大きかった。いまの自分にとっては本当に必要なことだったように思う。今回はそういうことを書いていきたいと思います。

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