見出し画像

こいのぼりの好きなもの探り16 漫才とコントと、賞レース

 TBSが主催・運営するコントの大会「キングオブコント2021」の準決勝が9月2日、3日と行われています。会場には足を運んでいないのですが、予選から流れを追っていて、こまめに出場者達のSNSをチェックしたりもしています。だからといってお笑いに詳しいわけではありません。ただただ好きな芸人さんを応援したくて、つい賞レースの日程を気にしてしまうだけの人です。今日はそんな私が思う、漫才とコント、それから賞レースの魅力についてお話したいと思います。

 漫才やコント、及びそれらの賞レースの楽しみ方は人それぞれです。今年は誰が優勝するのかの考察を楽しむ人もいるし、ネタの分析を楽しむ人もいる。誰かと感想を共有することに楽しさを感じる人もいますよね。お笑い好きの友達は全身にグッズを身につけて応援するのを楽しんでいます。私はというと漫才やコントを、美味しいお酒やご飯を食べながら見るという時間そのものを楽みとしています。特にコロナが流行して外出ができなくなってからは、この時間が数少ない至福の時となっています。
 そして賞レースでは、ラジオやテレビでは見られない姿が見られるという楽しみがあります。出番を待つ待合室に漂うピリっとした雰囲気や彼らの張り詰めた表情からは情熱が感じられるし、ふとした瞬間に交わる視線からコンビやトリオ間の結束の固さが垣間見えたりもして。ああ、とてつもなく大きな何かを掛けたもの(漫才・コント)を見せてくれるのだなあ。ぜひ享受させてください。そういった気持ちになるのです。
 では最後に。お笑いに詳しくない私の好きなコント・好きな漫才について少し記したいと思います。

○好きなコント
 好きなコントに対しては、ぞくぞくした…!という感想を持つことが多いです。皮肉が効いているものやメッセージ性があるものが好きで、その中でも蛙亭のコントは、毎回予想がつかない方向に展開していくので病みつきになります。空気階段のコントもね、人間味に溢れていて。たまにSFチックな設定があるんですけど、がははと笑った後には「ああ人間だな〜」ってじんわりくる。どちらもキングオブコント準決勝進出しています。どちらにも勝ち進んでほしい…!

○好きな漫才
 好きな漫才に対してはまず面白い、その次に綺麗だな、美しいなという感想が出ます。終わりが綺麗だったり、テンポが心地よかったり、序盤の伏線が見事に回収されたり。そういうところに芸術美のようなものを感じているのだと思います。
 漫才のもう一つの好きなところは、アドレナリンがドバッと出る瞬間があること。ラップを聞いていて、韻がはまったときに出る快感と似ている気がします。血がボワッと熱くなる感じ。そのあとの10分くらいは、漫才を振り返り、「綺麗だったなあ、面白かったなあ」と余韻で動けずにいたりします。何かに圧倒された後の、この脳が働かなくなる感覚も、とても好きです。大袈裟かもしれませんが、血が流れてる!生きてるぞ!って思える数少ない瞬間です。
 因みに泣いてしまった漫才は過去に二つあって、一つ目はオードリー若林さんと南海キャンディーズ山里さんによる「明日のたりないふたり」での漫才。これは別のnoteで長々と語っているので省略します。笑 もう一つは霜降り明星の漫才です。あのお二人の漫才は、いつみても面白くて。私にとってはあのテンポとせいやさんの動きと粗品さんのツッコミがツボなんだと思います。あの2人の漫才を見ているとあっという間に時間が過ぎる。憎いことにコントも面白いんですよ。キングオブコント準決勝に進出しています。くぅ〜〜。

以上、コントや漫才、賞レースについてでした。笑いを生み出す職人たち、とてもかっこいいです。
(写真は内容とは全く関係のない、かなり前に訪れた井の頭公園の写真です…!)

こいのぼり

iOS の画像


お読みいただきありがとうございます。サポートいただけましたら、記事制作やライターさんへのお礼に使わせていただきます!