見出し画像

会いたくて◯◯をはじめた #1(仕事文脈vol.20)

この2年、ちょっとした雑談や誰かと親しくなる機会が少なくなった。コミュニケーション不足を感じながら日々を過ごしていると、なんとなく自分が前に進めていないようで焦ったり、同じ考えに心が囚われてしまったりする。停滞感、不安、人恋しさ……それは、人を新たな何かに駆り立てもする。スクール受講、マッチングアプリなど、コロナ禍に新しい何かをはじめた4人に話を聞いた。(取材・文:小沼理、丹野未雪)

CASE1 オンラインスクール

Mさん
(20代・出版編集・女性)

画像1


在宅勤務で企画が浮かばない
「必死で遊ぶ」日々に見つけたスクール


 仕事の全容がわからない新入社員は、働く先輩の姿を参考にし、同期とのちょっとした雑談からヒントを得て学んでいくことが多かった。ところがコロナ禍でリモートワークが普及した今、その機会を得にくくなっている。昨年4月に大学院を卒業したMさんは、現在は出版社の編集部で働く。今年2月からオンラインスクールに通いはじめたが、そこには仕事をする上で感じているある悩みがあった。

ここから先は

2,077字

¥ 100

お読みいただきありがとうございます。サポートいただけましたら、記事制作やライターさんへのお礼に使わせていただきます!