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【特別公開!】『仕事文脈vol.21』企画会議・その1(後編)

『仕事文脈vol.21』の企画会議、第1弾、後編です! 二本目の特集「勉強」をめぐって自由にアイデアを出し合った会議の一部始終です。世界各国と比べて日本人は「勉強をしない」という統計データを入り口に、「勉強」のイメージを広げていきます。

参加者:特集班チーフライター・小沼さん、編集者・浪花さん、発行人・宮川、社員・山口

前編はこちら!

なにが、どこまで「勉強」か

宮川:勉強、たとえばアンケートするとしたらどうでしょうね。

小沼:調査ものやるんだったら広く聞きたいですよね。あんまりこっちで勉強の定義は細かく決めずに「勉強してますか?」みたいな感じで聞いて、「なんで勉強してるのか」「それでどう変わったか」とか。7〜8人、もうちょっといてもいいかもしれないですけど。

宮川:「悩み、うざい」(『仕事文脈vol.13』の特集)の時は「悩みありますか?なんですか?」みたいにザクッと大勢の人に聞いて、いろんな悩みが出てきたのが意外と面白かった。小さいのも大きいのも。20代から50代まで、結構年代も幅広く取ったんだよね。

浪花:山口さんの企画書ではWEBでアンケートみたいになってたじゃないですか。私もですけど、「これが勉強なのか」みたいなのもあるかなと思って。本人は勉強してない意識だけど、他の人からすると勉強に入るとか。だから「してない」って回答があってもいいかもなと。

宮川:してる人としてない人が半々だとして、それが面白いのか。難しい。

浪花:勉強の定義を作りにくいのと一緒で、勉強の範囲が結構ばらばらかなと思って。勉強してないっていう人でも、例えば自己啓発することが特別なことじゃないからっていうこともあるかもしれないし。日本がこんなに勉強してないって言われてるけど、そういう基準を探ってみてもいいのかなと。

小沼:なんか難しいですよね。どうそれができるんだろう。

山口:企画案書く時に、趣味と勉強の境目が少し難しいなと思って。例えば「勉強してますか?してませんか?」っていうふうに聞いて、もし「いいえ」って答えた人に対しては「仕事以外にやってることはありますか?」みたいな感じで聞くのは可能かなと思うんですけど。

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