「ビジネス」と仕事／宮川真紀 （仕事文脈vol5)

　

　このざっしを作り始めてはや2年、いろんな仕事やくらしをしている人にたくさん出会ってきた。会社勤めの人は、ほとんどいません。独立した、起業した、または仕事が減った、解雇された、そもそもあまり働いてない、そんなみなさんがいっぱい。こんな、なんというか自由な人がたくさんいるって、まだ会社で働いていた7年前頃は想像してなかった。会社にしばられない、独立した生き方がしたいんだ、自分はそれを選んじゃうんだもんね、なんて思い切って辞めたつもりだったけど、実はすぐ先にはそれが普通のことになってたなんてね。全くダサかったわね。
　なんで7年前を振り返ってみたかというと、最近「7年後になくなる仕事はこれだ！」みたいな記事が話題になっていたから。7年で世の中が変わっているというのは実感していたので、まあそんなものなのかなと思って元記事を読んでみた（『週刊現代』2014年7月27日・8月3日号「知ってましたか これが２０２０年のニッポンだ —わずか７年後、この国はこんなに変わる　あなたの会社は消えているかもしれない「生き残る会社」と「なくなる仕事」教えます」。webは現代ビジネス）。