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35歳からのハローワーク 太田明日香 第8回 周りの人の手を借りながら、自分らしさを失わずに介護に取り組む(仕事文脈vol.18)

 今回は高齢化社会においては、今後多くの人が避けて通れない介護離職について。ミカドさんは32歳の時に、祖父母の介護のため奈良の実家に戻った。その後、介護が一旦落ち着いた35歳で日本語学校の職員として再就職することに。ミカドさんがユニークなのは介護のなかでも自分の学びや楽しみを見いだしていたところ。
 ミカドさんはご自身のブログで、「介護での離職期間があることが社会的にブランクやハンデ、マイナスに思われることも多いが、これからは若い世代の両立が当たり前の時代で、たまたまそのタイミングが早いか遅いかというだけのこと。むしろ多様な働き方で仕事と両立しようとするのは時代を先取りしているし、仕事をする上で介護経験者だからこそ配慮できることも多い」と書いている。だからこそ語れることがあるのではないかと、お話を伺った。

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