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【仕事文脈コラム】地獄で生き延びるためのカニクラブ/浪花朱音(仕事文脈vol.22)

「カニクラブ」という集まりを、友人ふたりとやっている。

はじまりは最初の緊急事態宣言の頃。先行き不透明な状況から接触を避けるようになり、zoom飲み会をやってみることにした。とはいえ3人以上だと有料プラン必須とか、通信状況もあまりよくないとか、いろいろストレスフル。結局、いつもやりとりしているLINEのグループ通話機能を音声のみで使うことにした。便利だし、発言すると各アイコンが光るのもいい。これ、クラブハウスっぽいじゃん! とますます楽しくなった。招待されたことないので、知らんけど。

そのうち一人がこのグループに「カニクラブ」と名前をつけた。理由は「コロナが落ち着いたらカニを食べに行きたいから」。そのクラブはclubなのかcrab(カニ)なのか、曖昧なところをわたしはとても気に入っている。

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