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35歳からのハローワーク/太田明日香 第1回日本語教師 (『仕事文脈』vol.11)


35歳は若者と中年の境目なのかも。ハローワークの若年者支援も、ニートの定義も34歳まで。おまけに、「正社員を目指すなら35歳まで」なんて言葉もある。だからこそ、新しいことに挑戦するのにためらったり迷ったりする。でも世間を見わたせば、35歳以上で独立や転職、中には初めて就職したという人だっている。この連載では、迷う30代の一人でもある筆者が35歳をすぎて仕事を変えた人に話を聞きながら、ジョブチェンジのヒントを探っていく。

今回取り上げるのは日本語教師。日本語学校や大学で日本語が母語でない人に日本語を教える仕事。特に決まった資格があるわけではないが、日本語教師養成のための420時間以上の講座を受講するか、年に一回ある日本語教育能力検定試験に合格するのが近道。かくいう私もカナダに住んだことをきっかけに日本にいる外国の人の役に立ちたいと、日本語教師を目指すことに。

 今回は、キャリア3年目のKさんと新人の宮崎圭(みやざきけい)さんにお話を伺った。

case 1. 50代からスタートしても、生涯続けられる仕事

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