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仕事文脈コラム むずかしくない会社と仕事/ 宮川真紀(仕事文脈 vol.3)

 今年、個人事業から法人化して合同会社となった。別に儲かったからではないが、やっぱり本を作って送り出す以上腹をくくらねばな、というのが理由のひとつ。確かに本業以外にも経理、社会保険、納税、など「ちゃんとやらなきゃいけないこと」が増えて、個人でやってるときとはだいぶ心持ちが違う。なんとか継続させていかないとという気になって、これがカタチから入るということなんだなと思う。

 というと、起業をそんないい加減に!なめんな!って話になるのかな。まあ確かに会社設立のマニュアル本をパラパラ見ると、あれもこれもやって、資金を用意して、事業計画立てて、そりゃあ大変そうなことが列挙されていて、起業はハードルが高いし難しいし、素人はムリムリ、専門家に頼まないと出来ません、ということになっている。でも、こちとらお金も時間もないし規模も大きくないし、自力ですることを前提にわかりやすそうな本を厳選して2冊買い熟読して、どうやら「合同会社」というものなら作れるらしいと知りその線で準備した。

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