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会いたくて◯◯をはじめた #3(仕事文脈vol.20)

この2年、ちょっとした雑談や誰かと親しくなる機会が少なくなった。コミュニケーション不足を感じながら日々を過ごしていると、なんとなく自分が前に進めていないようで焦ったり、同じ考えに心が囚われてしまったりする。停滞感、不安、人恋しさ……それは、人を新たな何かに駆り立てもする。スクール受講、マッチングアプリなど、コロナ禍に新しい何かをはじめた4人に話を聞いた。(取材・文:小沼理、丹野未雪)

CASE3 教会

Yさん
(20代・理学療法士・男性)

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洗礼を受け、教会に通うように
同じ思想の人のもとに「導かれた」


 世界的な感染症の拡大、人と会えない孤独。先が見通せない中で、人々の不安に寄り添うものの一つが宗教だ。Yさんはコロナ禍の中で聖書を読み込み、教会に通うようになった。その後洗礼も受けたYさんだが、そのきっかけや経緯は独特だ。

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