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【特別編】公開!『仕事文脈vol.18』企画会議・その1

『仕事文脈』次号vol.18は5月中旬発売、現在取材・編集真っ最中です。特集を決める企画会議を、1月下旬に行いました。コロナ生活も1年にわたり、何をテーマにするべきか...結構悩みましたが話しているうちに糸口が見つかってきた会議です。前回好評だった企画会議の一部公開、数回に分けてお届けします!
(参加者:発行人・宮川、『生活考察』編集長・辻本氏、今回から特集班チーフに就任のライター・小沼さん、単行本も進行中の編集者・丹野さん)

「会食」…なくなった今となっては、あれはなんだったんだろう

辻本:キーワードをあげてましたよね。
宮川:そうですね、会食とか。
辻本:食の状況がだいぶ変わってきている点はありますけども。
宮川:人と食べるのがダメになったということだよね。なのに政治家が「食べるのが主じゃなく必要な話してるから」ってなんなの。腹立ったのが、私新聞の首相動静つい見ちゃうんだけど、菅総理が秘書官とのブリーフィングだかなんだかでキャピトル東急のオリガミってレストランで毎日毎日朝食食べてた。多分批判されて今はやめてるんだけど。
辻本:記者と一緒にパンケーキ食うっていうやつ?
宮川:それは大々的にやったやつだけど、部下との打ち合わせに毎日ホテルで朝食って、ありえない。
辻本:飯食いながらの打ち合わせっていうのが今できないですよね。結構みんな言います。作家さんの対談とかやると、大体出版社持ちで終わった後一杯いきますかってなるんですけど、なくなった今となってはあれはなんだったんだろう、必要があったのか?みたいなことはみんな言ってますね。
小沼:(笑)確かになあ。戻るんですかね?状況って。
宮川:どうなんだろう。でもビジネス上の夜の会食みたいなのは少なくなるんじゃない?会社だって経費がそれでだいぶ減るだろうし。
辻本:多分これって「食」っていうよりは、テーマ的には「集まる」っていうことですよね。きっとね。
宮川:「集まる」……。
辻本:「食」だと結構限定されちゃうし、こういう文脈であるなら「集まる」とかの方が。集まるのが必要かっていうことですもんね。
小沼:必要……なんだろうな。やめてみたこと、とか必要じゃなかったこと、みたいな切り口もあるかもしれないですね。

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