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【特別公開!】『仕事文脈vol.22』企画会議・その1(後編)

次の仕事文脈は、5月発売のvol.22です。年末のアイデア出しののち、1月末に企画会議第1回を行いました。
通勤に時間と体力を削られて、忙しくて複雑なことを考えられなくなる……だからサクッと時短で論破したくなる? 通勤をテーマとして考えていたら、論破とつながってきました。後半をお届けします!

参加者:編集チーフ・小沼さん、編集スタッフ・浪花さん、丹野さん、発行人・宮川

地域によって通勤で目に入るものが違う

宮川:もう一つのテーマは、通勤ですね。
浪花:通勤とか通学は地域によって、たとえば萌え系の広告が目に入ってくる・入ってこないいとか、痴漢に遭う頻度とかは差があると思ってて。関西圏、特に私が住んでる滋賀だと大企業の広告とかなくて、そんなにデザインもされてないローカル広告ばかりで、萌えキャラ使おうって発想もそもそもなさそうなものも多いんですよ。いわゆるツイッターで炎上するような広告を見ることがあんまりない。痴漢も、田房永子さんの漫画でもあったけど「地方だとあんまりないですよね」って言ってる人はいると思います。痴漢は都市だけの話じゃないかとか、満員電車だけの話じゃないかとか。もちろん車でしか通学できないところとかだと、おのずと頻度が下がったりとかしますし、通勤方法によって楽しみ方が違うだけでなく、社会的な意識とかとの差もありますね。あんまり楽しくないですけど。
宮川:入試の日は痴漢がやりやすいみたいなのも、あれもやっぱり都会、都心ならではなのかな?
浪花:実際には満員電車じゃなくてもそういう行為をする人はもちろんいるし、たとえば自転車で通学してても露出狂が現れたりすれ違いざまに触られたりとか、性被害に遭うっていうのはあります。でも、たぶん私の地元とかだと、通学中に被害に遭ってない人がそれなりに多いかもしれない。みんな車で親に送ってもらうとか、自転車に乗るだけとか、電車に乗ることがないとか。そういうのがあってもいいんじゃないかなと。
宮川:確かに都心だけじゃなくていろんなところの人のがあっていいよね。
浪花:小沼さんの企画は「すごい通勤」。
宮川:遠いとか。
小沼:船使ってるとか。
浪花:飛行機で北海道から東京まで毎日通ってるって人、聞きましたよ。毎日奥さんに車で空港まで送ってもらって、飛行機が帰ってくると音がするから、その音を聞いて空港に迎えに行く奥さん。
宮川:えーなんでー(笑)でも実質乗ってる時間、1時間くらい?もしかしたら郊外で2時間とかよりはラクかな。
小沼:お金がすごいかかりそうですよね、毎日。
宮川:飛行機定期とかあるのかな?
浪花:ないですよね、たぶん。京都から愛知に新幹線で毎日通ってる人もいたけど、定期の金額を聞いたらすごい高かった。
宮川:新幹線はね。
浪花:会社の規定以上なんで、自分で出して行ってるそうです。すごい通勤というより、すごいお金がかかる通勤ですけど。

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