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【仕事文脈コラム】方向が違う/宮川真紀(仕事文脈vol.13)

ちょっとみなさん、水10ドラマ「獣になれない私たち」、通称「けもなれ」見てますか?これが発売になる頃はたぶん恋愛パートがメインになってるんでしょうが、第1回を見てたまげましたよね、仕事描写がリアルすぎて。会社の始業前の準備とか、会議資料の直前の差替えとか、トラブル対処での他部門の調整とかを延々とやってて、ちょっと泣けました。ワンマン社長のパワハラ、クライアントのセクハラ、のんきな同僚、仕事ができない新入社員などの外部要素にイラつくのはもちろんだけど、きっと会社で理不尽な思いしてる人は、ひとりでがんばるしかない営業アシスタントの晶ちゃん=ガッキーに共感してしまい心苦しくなってるんだろうな、とか思ってね。それで意を決して社長に業務の改善要求をしたのに、第2話で営業部の特別チーフクリエイターに任命って謎の昇進をさせられて、腰砕けのガッキー。そうじゃないんだよ!解決の方向性が!結局悩んで苦しんでしまうのは、自分。それ、まさにうざい。

解決の方向が違うんじゃないか、と思うことはよくある。

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