見出し画像

会わずに仕事 クラウドソーシング体験記/002 サイトの評価制度が 自分ではつくれない「信頼」を生み出す (仕事文脈vol.20)

コロナ禍になりリモートワークやオンラインミーティングが普及し、仕事で誰かと直に対面する機会が減った。実際、メールやZoomなどオンラインのみで業務が完結した、という人も少なくないのではないだろうか。コロナ前、あれほど「会う」ことが重視されていたようなのに、なんだか拍子抜けだ。
では「会わない」ことを大前提とした仕事「クラウドソーシング」はどうだろうか。企業がインターネット上で不特定多数の人に業務を発注するというプラットフォームだ。単発的な案件から長期的な契約によるもの、募集に応募するものもあれば、企業が事業者を探し直接依頼するものもあるなど様々で、クラウドソーシングを主な仕事の場とする人もいれば、副業として利用する人もいる。今回は異なる業種の3名に「クラウドソーシング体験」について寄稿してもらった。ちなみに本企画もまた、企画書のみを渡し、原稿のやりとりなど全てメールで行った。それゆえか文体や構成など三者三様となった、ということを付け加えておく。(浪花朱音、編集部)

002 サイトの評価制度が 自分ではつくれない「信頼」を生み出す

武田今日子さん(今八商店)
(地図作成専門イラストレーター・埼玉県・42歳)
今八商店:shoten.imahachi.com

ーーークラウドソーシングでの仕事について教えてください。

地図作成専門のイラストレーターとして仕事しています。 事務所や店舗のアクセスマップから本格的な道路地図まで、さまざまなタイプを作成しています。また日本語だけでなく、英語や中文表記での地図作成も受注しています。クライアントとのやりとりでは、見積の段階で細かく要望を聞く必要があるので、質問を箇条書きにしてご回答いただくような流れにしています。
クラウドソーシング登録までの過程ですが、開業までの準備期間にクラウドワークスやランサーズなどのサービスがあることを知り、登録しました。ココナラは雰囲気がカジュアルなため最初は抵抗があったのですが興味もあり、2020年夏頃に登録しました。それぞれ客層も違うので、バランスよくやっていければと思っています。(稼ぐという意味ではどれも最初は全くダメでした。案件をこなしてきてやっと、という感じです。)

ーーークラウドソーシングでの仕事で、コロナによる影響はありましたか。

ここから先は

1,814字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

お読みいただきありがとうございます。サポートいただけましたら、記事制作やライターさんへのお礼に使わせていただきます!