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5/25〜29の日記

5月25日(月)
新刊『夢を描く女性たち』見本着。色味がきれいに出ていてひと安心。とりいそぎ韓国の原書出版社、版権エージェント、韓国出版文化産業振興院(KPIPA)にEMS発送。KPIPAは海外出版支援を行う団体で、今回ここの助成を受けることができた。韓国はこういう団体がいくつかあり積極的に支援しているのが、日本で翻訳出版が増えている背景にあるのだろう。それによって、質の高い出版物がたくさんあることを知る機会にもなっている。助成を受けるのは初めてだけど、KPIPAとの仕事は本当によかった。内容もスピード感も、あとメールの文面も、すばらしい。さらにこの感染症拡大を受けて助成開始時期を早める、との連絡が来たときは、いつまでたっても具体的な補償策が出てこず怒りが収まらない時期だっただけに、本当に感動した。こんな時期でも文化と人を大事にする国はある。自分は、だから本を大事に出していこう。

5月26日(火)
献本、書店、ネット通販発送準備。社外役員辻本氏が手伝いに来てくれた。アルバイト2名は4月からリモートでできることを頼んでいてそれは助かっているが、発送作業はやはり人手がほしいので助かった。第一弾の荷物を郵便局に出しに行き、ランチに。カレー屋さんで羊とひよこ豆のキーマカレー、久々に食べる味。飲食店で何か食べる、というのも久しぶりで、どこにどうやって座るか、いつマスク外すか、とか所作に悩み、なんだかなーと疲れる。一番街商店街に飲食店のテイクアウトマップがあって、この自粛期間もっと使えばよかったと思ったけど、ここまでも来なかったから気づかなかった。これから行ってみよう。
郵便局が閉まる3時までにできるギリギリまでをやってもらい、次の仕事の打合せ。オンラインじゃない打合せってなんていうんだろう。

5月27日(水)
日曜日に翻訳者とのちょっとしたやり取りから、ある本の翻訳をしようと盛り上がる。内容も、作家も、すばらしい。あっという間に資料を作ってくれて、速攻でオファーを出した。この間3日、スピード勝負。回答はまだだが、ぜひ出したい。
韓国翻訳書は、今進めているのを合わせて5冊となった。さすがに韓国語ちゃんとやろうと、この2月から個人レッスンに通っている。毎週宿題とテストがあって厳しいけど、そのせいか少しは理解度があがってきたような。コロナで4、5月はオンライン授業だったが、そろそろ再開しましょうかと久々に教室へ。始める前の雑談が楽しいが、先生は日本の歴史を勉強しているそうで、歴史上の疑問を突然聞かれたりして気が抜けない。韓国のコロナ事情なども詳しく教えてくれて、重要な情報源。

5月28日(木)
取次搬入日。発売2日前だが未だAmazon からの発注なし。そのせいかネット通販注文が増えている。本の新しい売り方買い方様式を始める時なのかもしれない。直取引書店さんへの発送を粛々と進める。
午後、新刊オンライン打ち合わせ。このチームはSkypeだが、事務所のPCにうまく同期できず、念のため持って来たiPadでつなぐ。資料をチャットであげようとして、ファイル形式がiPad読み込めないんだった、わー、とかバタつきながら、ラフを手描きして画面に映したりしながら進める。途中雨がザーッと降って来て洗濯物取り込んできますと離席されて、いいなーうちびしょ濡れだわと在宅者を羨む。

5月29日(金)
月末が日曜なので、前倒しして振り込み作業。会社によっては月またいで1日に振り込むところもあるから、支払いもそれでもいいのかもしれないけどなるべくそれは避けたい、振込人数多く額も些少なのでなおさら。持続化給付金入金されたのでそこは先先と払いたい、しばらくは。
新刊関係者や本が届いた書店さんが熱いコメントを寄せてくれてありがたい。企画するときは自信満々だけど、作ってる最中は大丈夫かな...と毎回毎回ビビってるので。それをくり返してる、100回くらい…ぎゃーっ

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韓国版原書と並べてみる。いいような気がする!



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