見出し画像

【安売りから抜け出したい占い師が持つべき商品】占いサービスのバックエンドって何?

私が書いた電子書籍「稼ぐ占い師は必ずしている値上げの施策10: 占い商品を高く売るための打ち手とは?」ではあくまでもすぐに活用できる方法しか記していません。なんら勉強することもなく取り入れれば多少の効果がある方法だけです。肝心かなめの高価格戦略であるバックエンドには触れていません。というのも、バックエンドは人、占い師それぞれがつくり、選ぶものだからです。

バックエンドは隠すもの? 儲かっている占い師ほど隠す理由

私も占いの安売りになやんでいました。だって割に合いません。
人様の愚痴や不幸話を聞いているんです。憂鬱にだってなります。
プラットフォームの手数料を引けば手元に残るのは雀の涙。
ときにはお客様から理不尽なクレームだって受けます。
報復評価をされないためにも、びくびくしながら過ごす毎日。
ココナラ・メルカリなどのプラットフォームに依存する占い師は恐怖の日々を過ごします。

そこで私は以前にも成功したバックエンドを取り入れようと決意しました。
でも、占いはほぼ素人。占い業界の常識はわかりません。
そこで私がとった行動は「探りを入れる」です。
儲かっている、または儲かっていそうな占い師の顧客となり、儲けの秘密をしようとしたのですね。いわば潜入捜査です。プレゼントフォーム※1 が設置されていればすぐに登録。
※1 メールアドレスや氏名など、情報を記入して送信すればプレゼントがもらえるページ

公式LIENがあればすぐにお友達に追加。無料相談や商品も購入しまいした。

でもいつになっても特別オファーが届きません。
考えられるのはふたつ。ひとつはその占い師がバックエンドを持っていない。もうひとつは私が基準に達していないこと。選別から外れたわけです。

特別オファーを出すのが顧客ランキングの上位だとしたら、あまりお金を落としていない私は顧客ランキングの下位です。よって、オファーがこなくとも不思議ではありません。占い師の側かわすればこうおもっているでしょう。「登録してからまだ数カ月。支払いも悪い。購入回数も数回だけ。この顧客にオファーをだしても無駄だろう。また、購入して貰ってもクレームをつけてくるかもしれない」と。

儲かっている占い師がバックエンドを隠している、という私の考えは正確ではなかったのです。隠しているつもりはなくても、必然的に隠れているというのが正確でしょう。

成功した例はすくないですが、それでも複数人の占い師のバックエンドについては解明できました。決して表にはだせないメニューを。
そこで以下にすこしだけ私の調査結果を報告します。

占い師にありがちなバックエンド

占い師がとりがちなバックエンドのひとつが「セッション」です。
占い師が対面やビデオチャットで普段よりも深く占いをしてくれるメニューですね。複数人の顧客を一室に集めてセッションを開く占い師もいます。
※オフラインセッション
いちどに複数人を相手にできるため、収益率も良いのでセッションをバックエンドにしている占い師が多い印象を受けました。対象は男性ではなくやはり、女性が中心です。占い師も女性、顧客も女性というタイプですね。
やはり購買意欲が高く、占いにも理解がある女性はターゲットには最適です。

次は「講座」。
占いを求めている人たちに対して占いの仕方を教える講座です。
これはありがちです。占いをして欲しい人たちは占いに興味をもっているので、理にかなっているのですが、はたらか見るとあまり反応は良くない様子。最後にスペシャルメニューです。占い師が普段は売っていない特別な占術で顧客を占うサービスです。裏メニューですね。通い続けた人しか声をかけられない特別商品です。

占い師のクロスセルには鉄板がある

クロスセル――別の商品の提案――については占い師お得意の「お守り」系統が鉄板です。西洋系占術の占い師だとパワーストーン。天然石のブレスレットやチャームを売ります。
顧客のバースデーカラー(誕生色)をもとに運気があがるアクセサリーもなかなかに反応が良いようです。特別オーダーというやつですね。

東洋系占術の占い師だと「〇〇石」が流行でしょう。竜とか一部の妖怪にかこつけてそれとなくパワーがある感じの石を売ります。またはお札です。日本の符は道教が源流ですが、なぜか日本のマイナーな神様の名前が書かれていたりしました。メルカリにいる自称霊能力者が売っていそうな代物です。

リストの属性に合わないあわない商品でも売ってよいという思考

先に話したのはあくまでも一例です。
基本、リストを取得したらなんでも売り込んで良いのです。
占い属性でリストを集めたのだから占いに関連する商品を売らないといけない。そんな決まりはありません。それにあなたは占い師なんです。顧客の悩みや人物像を知っています。それに合わせてオファーをすれば良いだけです。他者と組んで子育て塾をすすめても良いですし、ファイナンシャルプランナーを紹介したって良いでしょう。
他者と組めばすぐにバックエンドは作れます。
もちろん、細かなセグメント(性別・年齢・年収・家庭構成)に合わせた商品でないと反応率は低いですので注意。

つまり、バックエンドは顧客を集めてからつくっても良いのです。
「バックエンドから逆算しろ!」といいますが、逆算しなくても売れます。
間違えないように申しますと、本命となる自己商品のバックエンドは逆算してつくるというのが前提にあります。そうしないと導線がガタガタになり通りずらくなってしまうからですね。簡単に言うと購入率が下がります。
逆算したほうがお客様が辿る順路(導線)を整えやすいからこそ「逆算しろ」と叫ばれているわけです。

「バックエンドはその属性に合わせた商品でないといけない」
「バックエンドは逆算してつくれ!」
私もこの誰から教わってもいないのに頭にあった常識に阻まれていました。
でも、以下の本を読んでこのマインドブロックが外れました。
【注意】アフィリエイトではありません

情報商材屋のネタ本のひとつでもあります。
この本を読んでからツイッターを見ると、まるで自分の言葉かのように
内容を投稿している情報商材屋が見つかります。
もちろん、その手の輩は「私はこの本から学んだ」とは言わずに自身の商材に誘導します。

では、私はどのようなバックエンドをつくればいいの?

あなた(占い師)に最適なバックエンドは何か?
私にも分かりません。ここで「~~~が良いですよ」と答えられるのはエセコンサルでしょう。データもないのに無責任には申せません。
しかし、ヒントはございます。私もおすすめするバックエンドが。
言ってしまいますが「顧客の専属占い師」になると稼げます。
単発の占いサービスではなく、中長期的にその顧客を占っていくというサービス(バックエンド)です。

占いをするときは必要最低限の情報だけをもらうのが常識です。
あれもこれもと聞いていればコールドリーディングを疑われるためです。
お客様の反応も悪い。でも、このバックエンドはあなたを信頼する顧客に売っています。ですので、どんどん情報を提供してくれるでしょう。
恋人の性格や容姿、どこにデートに行ったのか。上司の性格・仕事内容。取引先の情報。いつも聞いている曲。好きな番組。購入しようとしている商品。計画している海外旅行の話などなど。そしてもっと深い悩みも打ち明けてもらえます。すこし悩みがでたら占ってもらえるという安心感。それを与えるのです。

実質的にほぼ愚痴聞き、相談相手の役割です。
儲かる占い師は占いを提供しない」という境地ですね。

「でも、どういうふうに提供すれば良いか分からないよ」
そうおもいますよね。簡単です。期間を定めてパッケージ化すれば良いだけです。私は「優先権」というものを与えていました。
「表のサービスを購入した一般のお客様よりもあなたを優先します」という約束です。

概念的なものですが、この優先権は特別感を与えられます。
実際にオファーをするときも優先権、またはそれに付随する言葉、表現をしてください。また、次のようなメニューも効果が期待できます。
「期間内であれば占いの制限はなし」

ここで疑問が浮かぶでしょう。
「いや、待ってくれ。そんな約束をしたら大変なことになる。占いばかりをする日々になってしまうじゃないか」と。
でも、大抵は危惧している問題は発生しません。
お客様だって何かあるたび占いをしてもらうほど暇じゃありません。
どうしても信用している占い師に打ち明けたい悩みだけを相談します。
「今日の御夕飯どうしようかな? そうだ占い師に相談しよう」なんて人はいませんよね?いや、いたかもしれませんが。なかなかあらわれません。

利点としては専属占い師になると、占い以外の商品が売れやすくなる点です。たとえば以下のような相談も寄せられるでしょう。

「家のリフォームをしたいとおもっています。そこで信用できる家相の専門家をご紹介いただけませんか? あと間違いがないリフォーム業者を教えて頂けると助かります」

相術をひとつも売っていないとしてもこうした逆提案をされる機会があります。ここで注意するのは「いや~そういった知り合いはいないですね」とは返さないこと。信頼できる業者がいなければ作ればよいだけです。
すでに集客という一番難関な箇所を達成しているという自覚をもってください。

あながすべきことは業務提携先を見つけることです。
「こういったお客様がいるんですがいかがでしょう? もし受注に至ったら手数料はこれくらい頂きたく願います」そう言って接触をはかってください。
無事、紹介できたらあとはフィー(手数料)を徴収するだけ。
ただし、紹介した業者や占い師がお粗末だとあなたにもクレームが届きます。目利きが必要となるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?