With hope in your heart

昨夜、ソンフンミンのタックルで転んだアンドレゴメスがオーリエのタックルに突っ込み怪我をしたシーンが頭から離れない。

当たり前のようにネットでは炎上。
今でも、あれはレッドではない。報復タックルはよくない。など議論がされている。

ソンフンミンの擁護をしたり、なぜソンフンミンがあの状況でタックルをしたかとかは別にどうでもいい。

だが今すごい悲しい。

アンドレゴメス

彼はバレンシア時代にアイマールやシルバがつけていた21番という期待を背負い活躍した。
懐が深く柔らかなボールタッチ、長短のパスを使い分けながらの芸術的なスルーパスに時折見せる力強いパンチの効いたシュート。
なによりルックスがイケメン。そんな彼に虜にされた。
そしてバルセロナに移籍し適応できないままエバートンに移籍した。
シグルズソンにトムデイビスや、当時で言うとゲイェ。
そして一緒に加入してきたベルナルジを含めてどんだけ俺が得するメンツなんだよと嫉妬したことを今でも忘れられない。
そんなに補強しても結局ビビるくらいエバートンが弱かったのはご愛嬌として。

そんな彼がみている試合で選手生命に関わる大きな怪我をしてしまって非常に悲しい。
個人的な感情はこの件では関係ないが、スパーズの試合が絡んでいるってのがもどかしい。
俯瞰視をし、怪我させる為のタックルでなかったとしてももしスパーズの試合でなく他のチームがやったとしたらどんな状況であれブチギレだだろう。
ただ俺はスパーズの選手にそんなことは言えない。

ソンフンミン

ソンフンミンが足をかけなければ怪我をしていなかったのは間違いない。批判の的にもなるだろう。
だがそこで人種差別的な行為、言動をするのはそれをみているこっちまで胸が痛くなる。
それは決して海外のサポーターのジェスチャーやレイシズムなチャントはもちろん、日本でも韓国人は、、、などがあり悲しい。

彼は当時の移籍金がスパーズで歴代2位の額をかけ獲った選手だ。
彼がつけている番号はアーロンレノンがつけていた番号であり、追い出される形として彼はロンドンを去った。
レノンに救われた試合は数知らずあり、どんなにゲームが悪い状況でも縦に突破してゲームにリズムを作れる。心の拠り所だった。
ソンフンミンなんかこなければ良かったと心底思った。
なにより兵役も抱えていたため、負債でしかないのではと感じたし、そしてそのシーズンのソンフンミンの出来は
決してよくはなかった。

だが次のシーズンの開幕戦にケインが怪我で間に合わずソンフンミンがFWに入る機会が多くなった。そこでPFAに選ばれる程の大活躍をして飛躍のシーズンとなる。
そして今ではアジアナンバー1であり世界を代表する選手と言っても過言ではないだろう。

そんな彼がなぜフットボールファンの手によって悲しむ必要があるのか。

今回の件は個人的に非常にショックな出来事でありあのスタジアムや選手の異様な雰囲気は一生忘れないだろう。
だが怪我した本人。させてしまって自己嫌悪になる可能性のある選手の心情は測りきれない。
1日でも早い復帰を祈ります。

#GetWellSoonAndreGomes #PrayForGomes #ソンフンミン #トッテナム #エバートン

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