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Vaundy ワンマンツアー ”replica”@東京ガーデンシアター【アラ還の徒然ライブ記】

2021年も暮れ、ソニーのイヤフォンのCM曲として、幾田りら、Aimer、miletのコラボを「『今注目の』Vaundy」がプロデュースする、というニュースを見て、「へぇ~、Vaundyねぇ、なんて読むんだ?」と思ったものだ。

コラボ曲の「おもかげ」を聴いた時も、「ぼっくらはぁ↓」「こおしてぇ↓」という語尾を下げる歌い方に少し違和感を覚えた。

初めて生Vaundyを聴いたのはROCK IN JAPAN 2022。ただ当時はまだそれほどハマっていなかったこともあって、ステージが見えない場所でお昼ご飯を食べながら聴いていた。

今思えば、転機はRISING SUN ROCK FESTIVAL 2022の藤井風のステージだと思う。
Vaundyがコロナに感染してしまい、急遽代打で呼ばれた藤井風。
真夜中のステージ、ピアノソロで、Vaundyの曲を4曲もカバーしたのだ。

「踊り子」「恋風邪にのせて」「napori」「東京フラッシュ」

めちゃめちゃかっこよかったが、後のTwitterでの「ばう君の曲がかっこいいから」という藤井風のツイートに痺れた。
その後、ちゃんとVaundyを聴き始めるようになった。

実際、Vaundyの曲はかっこいい、と思う。「かっこいい」という言い方が一番しっくりくる。
最近ではソロカラオケでVaundyを歌って「俺かっこいい!」してストレスを発散している。

Vaundyは小さい頃母親の影響で小田和正師匠を聴いていたそうだ。ルーツが私と同じだ。
だから彼の曲は素のメロディが美しいし、そこに少しざらつく言葉を乗せることでかっこよさが滲むんだろう。

そして今回、one man live tour "replica" ファイナル@東京ガーデンシアターに参戦した。

前日に並んで購入した、首周りに「バウバウ」と描かれたVaundyカラーの(オレンジの)ロンTを着て、家から会場ヘ向かう。

17時開演のところ、座席が15時半まで発表されない。
・・・3階バルコニーのHって。相変わらず座席運はあまりない。

た、高い 💦

めっちゃ上からステージを見下ろす。立ち上がると下に落ちそうな感覚を覚える。でもみんな立つ!

シンプルなステージだ。スクリーンもないんだ。

「まぶた」から始まるステージ。客席に背中を向けて歌う、丸いVaundyのシルエットが浮かぶ。
意外とステージが近い。

マスク前提だが声出しOK。歌える歌は歌う!あ~めっちゃ歌えるわ。

「置き手紙」
サビ手前の「言っちゃいな!」は叫ぶしかない。
あぁ2番の「未練がここで消えずに~」が音源と一緒だ、すごい。
高音がきれいだ。歌うまいな。

去年の紅白でも「そんなもんか、紅白!行けるよな、行くぜニッポン!」と煽った彼だが、今回も煽る煽る。
もうすぐ還暦のおっさんが、二十歳そこそこの若者に「俺を楽しませてくれよ!」なんて煽られるのも、なんか楽しい。

「裸の勇者」
以下、後日談になるが。
何かのアニメのオープニングということは知っていた。
この春「王様ランキング 勇気の宝箱」が放送されるに際し、未視聴だった第一期を今アマプラで観ている。
あーこれだ。
耳は聞こえちゃいない、って、そういうことだったのか。震えた。

名バラード「しわあわせ」、少しダークな「不可幸力」に続いての「CHAINSAW BLOOD」で、会場は一気にヒートアップする。
2番ラップパートの「ハイッハイッ!」はジャンプしながら。
血がたぎっても煮立ってもやめれない。

ラストはVaundyを国民に知らしめた「怪獣の花唄」。
ねぇもっと!騒げ!
会場全体に「眠れない夜に」「眠らない夜に」「眠くないまだね」の合唱が響く。

アンコール無しで時間にするとちょうど1時間半。
少し短いか、でも足りない感じは全くない。


ライブ終了後、「バウバウ」の黒のロンTを着た嫁と、東京ガーデンシアターがある有明ガーデンのレストランで晩御飯を食べた。
ライブ帰りの若者で溢れる有明ガーデン内のBGMはVaundy。
こういうのが好きだ。

今年の11月からARENAツアーが始まる。
12月3日の横浜アリーナは娘と行く予定だ。
ライブ終了後の新横浜の街にもVaundyが流れますように。

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