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新年は、Minimoog Voyagerのエミュ、しかもフリー

新年、明けましておめでとうございます。早々から日本各地で色々あり、大変です。皆さん、どうかご無事でありますよう。

ところで去年、Roland ZENOLOGY Proについていくつか投稿しましたが、新年は、少しだけ気分を変えて、気になっていたMinimoog VoyagerのエミュレーションであるVK-1 Viking Synthesizerをご紹介します。

VK-1 Viking Synthesizer はクラシックなモノフォニック・アナログ・シンセサイザーの本格的なエミュレーションです。3つの連続可変ウェーブ・オシレーター、デュアル・ローパスまたはハイパス/ローパス構成の2つのラダー・フィルター、マルチウェーブLFO、2つのモジュレーション・バスを搭載しています。VK-1は最先端のDSPテクノロジーを採用し、ハードウェアのサウンドを正確に再現します。

https://blamsoft.com/vst/vk-1-viking-synthesizer/
Minimoog Voyagerのエミュ VK-1 Viking Synthsizer
操作するのはこの画面だけ!

VK-1 Viking Synthsizerは、blamsoftのサイトから、ユーザー登録など不要で、いきなりダウンロードが可能です。手軽でありがたいです。かつてはドネーション・ウェアでしたが、今はフリーで手に入ります。WindowsとmacOSに対応しています(macOS BigSur以前にもプラグインは用意されているようです。素晴らしいですね)。

Windows環境では、ダウンロードしたZIPファイルを開いていくと、Windowsフォルダが見えるので、その中のDLLファイルを「64bitのVST2」のフォルダにコピーします。VK-1は32bitのVST2ではないので、ご注意ください。

ダウンロードしたZIPファイルの中にあるVST2のファイル

コピー先のフォルダは使っているDAWに合わせます。ちなみに、多くのWindowsで動くDAWは、下記のフォルダを参照していると思います。自分の環境では、C:\Program Files\VstPluginsに統一しています。
C:\Program Files\VST Plugins
C:\Program Files\Steinberg\Plugins

ZIPファイルを開いたソフトやエクスプローラーなど全て閉じてから、DAWを立ち上げると、DAWでのプラグインのスキャンが終わったあとにBlamsoftというメーカー名とともに、VK-1が使えるようになります。例えば、PreSonus Studio Oneだと、このような感じに。

PreSonus Studio OneでのVK-1 Viking Synthsizer

このプラグインをトラックに読み込むと、前述の1枚の操作パネルが出てきます。VK-1 Viking Synthsizerは、タブを切り替えたり複数のウインドウを切り替えることもなく、本当に1枚のパネルだけなので、シンセサイザーに馴れていない方にも優しいです。複雑な操作が不要なので、混乱することも少ないと思います。音作りも、Minimoogから続くオールドスクールなスタイルです。オシレータ>フィルター>アンプです。

また、ウチの4K環境でも、下記のように、パネルの文字が小さくなることも無いので助かります。おおよその大きさのバランスが分かるかと思います。

Windows 4K環境のStudio Oneに読み込んだVK-1 Viking Synthsizer

ちなみに、Minimoog Voyagerは、1997年にElectric Blueと呼ばれる先行リリースが発売され、その5年後の2002年に正式リリースされました。今からおおよそ20年前ですが、そのサウンドはMinimoogと同じで、色あせることはありません。個人的には、Minimoogよりもモダンな音作りが出来るので好きです。

少し長くなりましたので、今日はご紹介のみで終わります。音作りに関しては、PDFマニュアルに詳しく書いてありますので、英語ですがそれほど難しい英語では無いので、見てみて下さい。シンセの音作りの基本のようなことも含まれています。

https://blamsoft.com/wp-content/uploads/2019/01/VK-1-VST-User-Manual.pdf

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