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ガストン瞳の中のドクロの謎: 〈美女と野獣の真実〉

【ガストンが最期に見たものとは?!】

ディズニーアニメ「美女と野獣」、その敵役であるガストン。なんと〈ガストン善人説〉というものが巷でささやかれているそうです。その内容に迫ってみます。

マッチョでイケメンな敵役ガストン。死の間際、彼の瞳の中にドクロマークが映り込んだシーンがあるというのが話題になっています。

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〈引用〉Disney

問題のシーンは映画の後半、城の尖塔でガストンと野獣が一騎打ちをする場面。野獣にねじ伏せられたガストンが許しを請うと見せかけて野獣に剣を突き立てます。しかし次の瞬間、バランスを崩したガストンは谷底に真っ逆さま。一瞬ですが、落ちるシーンをよく見るとドクロマークを確認することができます。

さて、ここまでは良く知られた話でもあるのですが、
ここからが本題!

ガストンの瞳に映ったドクロは一体なんだったのか?!瞳に反射している物、つまりガストンの視線の先にあるもの、それってまさか……

そう、野獣です。

ガストンから見た野獣はドクロに見えていたんです!!!
そこから導かれる「美女と野獣」の真実。

【全部ベルの妄想説】


野獣はゾンビ、城は廃墟、全てはベル(と父モーリス)の妄想だった!しかもガストンは2人の妄想癖を本気で心配する良い奴だった!
そう考えると全てのつじつまが合うんです。

①城の使用人たちの行方に関して町の人々が無関心な理由
②時計やポットが踊る理由
③バラの部屋が廃墟風
④本当に精神病だった
⑤野獣=王子の亡骸

①城の使用人たちの行方に関して町の人々が無関心な理由

城の使用人たちにも家族がいるはずで、近くの村にも関係者は必ずいたはず。そんな城の人々が10年前突然いなくなったとあればただことではありません。それなのに村人の城に対する無関心な雰囲気。
そこから推測できるのは、城が廃墟になった時点で既に使用人は誰もいなかった、という事実。順序を経て廃墟になった上、使用人の行く末は周知の事実(なんなら解雇され村に帰った人もいるかも)、そう考えると村人たちが城の現在に無関心な理由も納得できます。

②時計やポットが踊る理由

さて、時計やポットが使用人として活躍しますが、冷静に考えると、物がしゃべったり踊ったりという設定。映画だと流してしまう所ですが、現実世界だとありえませんよね(笑)
それもそのはず、全てベルと父モーリスの妄想なのですから。2人には、廃墟に残された家具や装飾が動いたりしゃべったりしてるように見えてしまっているのです。
ちなみに村人たちが城になだれこむシーン。家財道具になりすました使用人たちが村人を撃退しますが、これはベルの視点。実際は、廃墟の城になだれ込んだ村人達、ボロボロになった床や柱はその重みに耐えきれず崩壊、倒れ込んできた家財道具につぶされる事故が多発、逃げ帰ったのです。もしかしたら現場の村人には亡霊の仕業に思えたことでしょう。

③バラの部屋が廃墟風

綺麗な城内で唯一廃墟風の部屋が、〈バラの部屋〉。本来、廃墟城である野獣の城の真実を映したシーンです。

④本当に精神病だった

本気でベルの妄想病を心配し連れ戻しにきたガストン、妄想の野獣とともに尖塔の上に閉じこもるベルを命がけで救おうとしたガストンに対し終始敵意むきだしのベル。衝撃なのがガストン落下の瞬間。落ちた先も見届けないまま野獣の元に向かいます。
いくら嫌いな人とはいえ、びっくりするくらい冷たい。人の心をなくした精神状態を表したシーンと言えます。

⑤野獣=王子の亡骸

野獣=王子の亡骸。ここまでの分析から「美女と野獣」は〈ベル〉とベルの妄想上で野獣に見えている〈王子の亡骸〉であることがわかります。城で王子の骸骨を見つけたベルはお得意の妄想力で王子を野獣に見立て、食事をしたりダンスをしたり、骸骨を連れまわします。ベルに好意を寄せるガストンはさぞ心配したことでしょう。尖塔上で骸骨を抱えて叫び回るベルを救うため、ガストンはベルと骸骨を引き離そうとします。しかし不運にも転落、視線の先にドクロを見据えたまま落下してしまうのでした。


以上、「美女と野獣」の真実、ガストン善人説でした。

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