見出し画像

日大をめぐる最大の問題 競技スポーツ部

日大アメフト部の問題に一部メディアは廃部に反対し無責任な論調を延々と垂れ流している。呆れてものが言えない。廃部にしない?一体どこに薬物まみれの大学チームと試合をする大学があると言うのか。
学生寮を強制捜査されたチームを擁護する人間は軽蔑せざるおえない。その大麻を集団で使用していたチームが関東学生リーグに来期の参加を打診して周りはどう思うだろう。仮に許可され相手チームはどう思うだろう。愚かな人間はそうした思考回路すら持てない。救いようもない人間は想像力すらないのだろうか。本当に怒る気力すら起きない。どうしようもない人間が増えたものだ。
そもそもまともな取材をしているのだろうか。何故もう少しよく分析してから結論を出さないのか。理解に苦しむ。要するに感情的に廃部に反対しているだけなのではないか。こうした歪んだ意見を持つ人間は何故生まれるのか。親から善悪の判断をきちんと教え込まれず社会に出ても修整出来ないならこれからも常識的に考えられないのだろう。善悪の価値観が歪んだまともでない人間はマスコミの世界に居るべきではない。


1 日大生はアメフト部を全く知らない


日大は色々誤解されている所がある。例えばアメフト部の存在だ。マスコミはアメフト部を日大を代表する存在だと思っている。学生は皆アメフト部員に親しみがあるかのように。だがアメフト部は世田谷の文理学部にあり日大はバラバラのキャンパスなので殆どの学生はアメフト部員と関わる事はない。大半の学生はアメフトのルールすら知らずアメフトも見る事もなく卒業する。他学部の人間にはアメフト部はよく知らない存在なのだ。6万5000人居る学生のうちの120人で構成された運動部にしか過ぎない
日大は首都圏を中心に北は福島南は静岡にキャンパスがある巨大な大学である。交流が少なく運動部と関わらないで卒業する学生が多い。

2競技スポーツ部と本部の力関係



最大の誤解は日大本部が競技スポーツ部を管理下に置いていたという点だ。日本大学には34の競技部があるが競技スポーツ部は日大本部から半独立状態だった。日大本部は余り力がなく競技部の起こす問題にいいように振り回されているのが実情であり力関係でいうと競技部の方が本部より上な所もある。


スポーツ部がここまで力を持ったのは田中理事長時代である。今や日大本部すら口出し出来てない。日大の問題点はスポーツ競技部の問題といえる
危険タックル問題で保健体育審議会を廃止し、18年に競技スポーツ部が誕生した。
各部の運営はOBと監督に任され、大学側の管理指導が及ぶ範囲は限られていた。スポーツ推薦でどの志願者を受け入れるかの決定権も事実上、各部に主体性がある。
つまりスポーツ競技部は日大の管理から外れていた。アメフト部も日大の管理下には長年なかった。多額の予算の下アメフト部は特別扱いで特権的立場を得ていた。
 学生は日大にスポーツ推薦で入り
特待生で返済不要の奨学金を貰い 寮費は格安
食費は補助が入り 設備は一流という環境だった。
ここまで恵まれた環境は全国にあまりなく一流の学生が集まり日大アメフト部は名門となった。甘やかされ管理もされなかったアメフト部は荒廃していった。

また逮捕された部員だけでなく、大麻使用者が複数いるとみられる問題の寮内で「いじめや窃盗事件もあった」と言う重大事項が、さらっと報告されたという。アメフット部の寮が、いじめや窃盗事件まで勃発していた、まさに“悪の巣窟”だったとすれば、そこが大麻事件の温床となっていたとしても無理はない。寮の管理を野放しにしていたアメフット部の監督、コーチ、そして、それを統括する大学の管理責任は大きいだろう。

大麻事件の日大アメフット部寮は“悪の巣窟”だった…

現在 競技スポーツ部が日大から半独立状態になってしまい日大内部にスポーツ専門大学のような部門例えると日体大みたいな組織が出来ている。 スポーツ競技部は日大から半独立状態で好きなようにやっていた。田中理事長時代は予算もふんだんに 与えられていた。本部からも全く干渉されず アメフト部は大学の管理から外れ野放しになっていた。そうした積み重ねの結果タックル事件を起こしさらに長年薬物まみれであり、大学側は存続させると危険なので廃部にしようとしている。一般の学生に大麻が広がらないように また日大が大麻まみれという印象を与えないように 妥当な判断だと思う。



3 日大の今後

ここまでを纏めると日大は競技スポーツ部が半独立状態でアメフト部も野放しになってしまっていた。アメフト部は様々な問題を起こし大学側は薬物まみれで危険なので廃部にする事にしたという感じだ。
そもそも大学経営的には薬物まみれの運動部を放置していたら受験生が居なくなるという恐怖もある 一応廃部で示しはつけた形にはなっているが今年の日大の受験生数は激減するに違いない。日大の志願者2万人減の予測もある。個人的な意見だが廃部が遅すぎだった。事件が起きた時点で廃部の方針ならばまだどうにかなったが後の祭りと言える。もし万が一 日大がアメフト部を廃部しないような事態があれば大学として終わりだろう 入学者が激減し大学経営が立ち行かなくなるのは間違いない。薬物に甘い大学に入学させる親は少ないだろう。現在の所廃部以外に選択肢はないのだ。
日大はズルズルと偏差値を下げておりこのままだと
中堅大学から落ちるだろう Fランク入りした日大に存在価値はあるのだろうか。これは長年スポーツ競技部にキツく言えず野放しにしてきた結果であり自業自得だがようやく大学側も腰を上げつつある。アメフト部廃部もその一環である。

前回の記者会見の時、林理事長は「スポーツに遠慮があった」と言って失笑を買った。危険タックル問題に端を発し、現職理事長の逮捕にまで発展した一連の騒動も、まさにスポーツの現場から火の手が上がった。しかも、スポーツ組織の裏側で悪しき利権構造が構築され、スポーツ部が日大の大学経営の根幹を腐らせる温床となっていた。にもかかわらず、そこに手をつけず、理事会や評議員会など、上層部の改革から始めた結果、今回もまたアメフト部から火が上がる結果となったのは迂闊と指摘されてもやむを得ないだろう。ここに至って、ようやくだが、競技スポーツ部の権力構造を解体し、OBたちから大学にその主権を移すという決断をした。

新聞テレビが報じない「競技スポーツ部に宣戦布告」の覚悟

今回の日大アメフト部問題の流れは非常に
わかりづらいのだがメディアもきちんと説明していない感じがする。
マスコミもやれ連帯責任だと批判するが
あんな長年薬物まみれの集団を存続させ廃部にしないのはあまりに無責任ではないだろうか。大学側は長年野放しにしていたアメフト部に初めて真剣に向き合おうとしている。

長年問題のアメフト部を野放しにしていた責任は大学側にあるが大学は廃部で責任を取ろうとしているのだからそれに対して批判するのは正しい事とは思えない。大学側は一部のマスコミに惑わさられずきちんとした判断を下すべきだ。大学に関係ない一般の方もぜひとも改革を進めようとしている日本大学を厳しくも暖かく応援してあげてほしい。


#日大


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?