210129(0202)#03

福祉の仕事をしているなかで「包摂性」という言葉を聞き、業界的にとかその周辺にいる方にとってはあたりまえだと思われるのだろうけど、とても良い言葉だと思っていて、包摂性のある社会(最近は総じて「やさしい社会」という表現を使っている)をつくるのに一番邪魔なのは、おじさんたちの人に対する姿勢だろう、と。

40代になり、一定の立場を得てくると平等に接しているつもりでも気づかないまま、マウンティングしているような自分や、それとなく尊重されることを当然だと感じるようになっている自分に気づき、驚愕することがある。かつて自分が嫌だなと思ってきた、あの人やあの人そっくりな行動じゃないか、と。いつだったかの講演会で若者に嫌われるおじさん4種「武勇伝おじさん/これ俺おじさん/筋通せおじさん/そもそもおじさん」を紹介したことがあるが、ちょっとずつ近づいては気づき、離れようと頑張ってを繰り返していて、それを拗らせてる先輩方を見ては、自らを正そうと思う日々。フラットに、フラットに…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?