コトトバ#09「カヤックLiving 松原佳代さん」

配信日時/2020年6月14日(日)7:00-8:00
配信方法/YouTube Liveにて配信( https://youtu.be/iZkUI00QHFo
ゲスト/松原佳代(みずたまラボラトリー株式会社 代表取締役 /株式会社カヤックLiving 代表取締役)
モデレーター/瀧内貫(株式会社コトト 代表取締役/ミリグラム株式会社 取締役/まちの教室 ディレクター など)
アシスタント/草野エリ
サポート/小口真奈実、間藤まりの、宮坂詩織 他

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<モデレーターからのメッセージ>

長野県富士見町在住の敏腕編集者である増村江利子さんにご紹介いただき、長野県茅野市の仕事でご一緒してからのご縁。もっともっと一緒に仕事をしたいと思ったのだけど、突然のポートランド移住。その行動にびっくりしつつも、暮らし働くこと、そこからのポートランドへの移住など、自分自身が同世代ゆえの「その実感」へとても共感していたし、コロナ禍の以前から、地方都市がこれからどうなっていくことが理想的かを話してみたい、と思っていた。正直なところ、語れるほどにあまり海外を知らないのだけど、イメージとして東京への超一極集中の日本に対し、欧米は各地に独自の文化や暮らし、アイデンティティが強くあるように思う。都市の成り立ちの違いもあるのだろうけど、それにしてもつまらない、伝わり方をしているとさえ思うことがある。地域発信の全国媒体とかもっとあっていいし、その土地土地に素晴らしい暮らしがあるはずなのに、とも。
自分は両親はいるけれど、元々の地縁(土地も持っていない)も血縁(先祖代々の土地でもない)もない、長野に住み続けていることを選び暮らしていると思っている。そして、そのことへの感謝を還したいと思って、活動を続けている。いいことばかりではないけれど、総じて心地よい。この素晴らしい暮らしをどう続け、どう発信力を持って伝えるのか。コロナ禍がそれを考えるように示してくれているように思う。

「消費する暮らし」と「つくる暮らし」の境界線の飛び越え方。
https://note.com/kayom/n/n207eeceec6a6
移住とコロナが手放していた子育てを、自分の手の中に戻してくれた。
https://note.com/kayom/n/n2d8989199937

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<配信後記>

多様な価値観を認め合える幾つもの「ものさし」を持っている個人が増えることが「やさしい世界」につながっていく。10回目のゲストとなるgift_や編集の増村さん(松原さんと増村さんは仕事仲間)とつくった「ダブルローカル」の副題「複数の視点・生業・場を持つこと」に対する回答のような、9回目と10回目が響き合うような話になっていくような予感のような、そんな配信となりました。
コロナ禍は、と繰り返すように言っているし、プロテストのようなこと、もしかしたら移住や転職するようなことも個々ではそうなのかもしれないけど、ふと立ち止まる機会を与えてくれているような気がします。自分自身の働きかたを考えていったときに、社会に対して伝えていくことと、変わっていくための何かをすること、そのふたつにもっともっと力を入れていきたいなと考えています。

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<ゲストプロフィール>

松原佳代
1979年生まれ。お茶の水女子大学人間社会科学科心理学専攻を卒業。コンサルティング会社、編集ライター業を経て、2005年面白法人カヤックに入社。2015年に独立し(株)ハモニア(現みずたまラボラトリー)を設立。スタートアップのPR支援などを事業として展開する。2017年に(株)カヤックLivingの代表取締役に就任。2018年に移住スカウトサービス「SMOUT」を立ち上げる。
2019年8月に家族で米国ポートランドに移住。
現職は、みずたまラボラトリー(株)代表取締役、カヤックLiving代表取締役。

<モデレータープロフィール>

瀧内貫
1978年大阪生まれ長野育ち。デザイナー。企画家。
地域に根ざし、さまざまな事業やプロジェクトの伴走者として、各種広告やウェブサイトなどのデザインディレクションを手がけるほか、地域課題を整理、解決するための活動やプロジェクトに携わるなど、グラフィックデザインや空間デザイン、プロジェクトマネジメント、コミュニティデザインとその周辺を専門領域としている。多様なコミュニケーションや、プロジェクト企画などを組み合わせた立体編集、ディレクションを得意とする。
主な活動として、株式会社コトト 代表取締役、ミリグラム株式会社 取締役、まちの教室 ディレクターなど。
その他の経歴などは、プロフィールサイト( http://ta9chi.jp/ )より。

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