20年10/24 小説📚パロディ「痔滅の刃」No.2 第一章② 🔴「痔滅の刃」
⬜⬜「鬼滅の刃」の変身
⬜ 妹とは「愛（いと）おしい」もの
筆者は3人兄弟の長男で、2つ違いの弟、4つ違いの妹がいました。
地方の片田舎で祖父母も含めて7人で暮らしていましたが、今年の6月に弟が癌で死亡したので血の濃い親族は妹だけになりました。
16歳で家を出たので、妹とは小学5年生迄の生活。
「小さい兄さんと、大きい兄さんとどちらが好きか？」とよく聞いていたのを覚えています。
母からは「あんたは長男だから、しっかりしなさいよ」、「あんたは長男だから、いざという時は妹を守りなさいよ」とよく言われました。
妹とはたまに電話するぐらいで15年間逢っていませんが、独身なのでちゃんと生活しているかいつも心配です。
なので、炭痔郎が妹・禰逗子を気遣う気持ちは痛いほどよく分かります。
⬜「鬼滅の刃」➡「痔滅の刃」（じめつのやいば）
⚪兄よ、銃を取れ！
＜炭痔郎＞
二人きりになったけど、兄さんが守っやる。
そして必ず禰逗子に戻す！
＜禰痔子＞
鬼いさ～ん
＜炭痔郎＞
バカ、お兄さんだよ
＜禰痔子＞
ゴメン兄（にい）
その時、まだ村に残っていた鬼達が炭痔郎と禰痔子を見つけて、
襲いかかっ来ました。
＜禰痔子＞
兄よ銃を取れ！
【アニーよ銃を取れ】米国のブロードウェイミュージカル
＜炭痔郎＞
僕は銃など使わないよ、「鬼滅の刃」があるから。
そう言って、襲ってきた鬼達を退治しました。
⚪痔愛の心
炭痔郎は死んだ鬼たちの”イボ痔”を切り取って、奇麗なお尻にして天国へと旅立たせてやりました。
憎い鬼達ですが炭痔郎は、「元は同じ田畑を耕していた農民だ、それに同じ痔の仲間だし」と言わしめる、心根の優しい少年だったのです。
このように、下の人や弱者にも心をかけ大切にする深い愛情を【痔（慈）愛】と言います。痔を経験した善良な痔主にしか湧かない心情です。
⚪「鬼滅の刃」変身
”イボ痔”を切り取る時一瞬「鬼滅の刃」が、妖刀（ようとう）村正のように怪しく光り「痔滅の刃」（じめつのやいば）にと変身しました。
【妖刀村正】政宗が芸術品なら、村正は実戦の刀。江戸時代に妖刀伝説。
炭痔郎はこの時まだ、
「痔滅の刃」に禰痔子を禰逗子に戻す力が隠されていることなど、知る由もありませんでした。
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