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これから立ち向かうこと

役者としてこの前撮影現場で感じた、最近思っていることを書きたいと思う。

自分は普段演技レッスンを受けている。
どんなものを受けているかは伝え辛いが
作品の中で役が経験していることに近いことを自分の中で見つけ、リンクさせて想像して役を構築していくトレーニングをしている。

レッスンを受ける前まではリンクが弱くて薄い芝居になっていた。
だけど、今は少し変わって来たと自分で思っている。
少し自信もついていた。

だけどこの前の現場で自分の現状を知った。
一番大事なシーンを撮る時に
日の関係や場所の事情であまり時間を使うことはできなかった。
あっという間に時間が過ぎていく中で、今まで以上に準備して臨んだが
なかなかokがもらえなかった。

終わって気付いた。

自分は大きな勘違いをしていた。
自分は意識しないうちに
今こういうレッスンを受けてます。
誰々に習ってます。
芝居の方法は・・・
と言っていた。

だけどそんなことは監督や現場ではどうでもいいことなのだ。
ただカメラを通して観た時に、役になって生きて、見ている人に伝えられればいい。

カメラの前に立てば孤独で誰も助けてはくれない。
自分でどうにかするしかない。
過程を口に出して伝えても
結果として残せなければ、何もしてないことと一緒。

自分の甘さを思い知った。

現場にいける機会は少ない。
だから少しでも芝居する環境に身をおいていたが、そのレッスンを受けることで安心している自分がいた。

これから自分が立ち向かわないといけないことがはっきりした。

だからこの前の現場は本当に自分にとって良い経験になった。
悪いところだけではなく、勉強してきたことが通用したこともあった。
それも大きな収穫。
完成したら観てきちんと向き合わないといけないし、
それまでに少しでも進歩していられるように
孤独に耐えること
本場で戦う覚悟をもっと持つこと

ここからは自分自身とどう向き合っていくか。

それがこれから向き合うことなんだと思う。

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