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『忍びの家 House of Ninjas』雑感※一部ネタバレあり

お盆休みもあってか色々見ていた。
何気なく『忍びの家 House of Ninjas』が目に止まったのと、
キャスティングにピエール瀧さんと宮本信子さんの名前を見て
ちょっと気になりだしたので視聴しました。
最初は面白く見られたけど
途中から色々と気になるところが多く、
正直佳作という印象を抱いてしまった。
好きな人には申し訳ないが、さらっと雑な感想である
雑感を書いてみます。


忍びのルールがガバガバ。

正直これが一番気になった。
恋愛駄目なら浮気も駄目でしょ。
なんで俵壮一(江口洋介)があらぬ浮気に焦るのかが謎

浮気してるかも知れないという焦りからの電話。
妻:陽子(木村多江)はバトル中でそれどころじゃない!

正直ここがガバってるので、
後半での主人公:晴(賀来賢人)と伊藤可憐(吉岡里帆)の
恋愛悲恋うーん? って感じのままでしか見られなかった。

あと、展開上、本来は忍びである事はもちろん、
一般人立入禁止なのにも関わらず可憐を実家に連れてくるが
晴の祖母であるタキ(宮本信子)が
表立っては(後述)一度たりとも掟の事を言わないのが引っかかった。
巻物(偽)を盗った時は晴の妹である凪(蒔田彩珠)に対してタキは
釘を刺してたからううーん? って。


伊藤可憐がちょっと鼻につく!

吉岡里帆さんだからって、
何してもいいわけじゃねーぞー感。
事件の真相を知りたくて晴に近づく可憐。
記者らしい真相を知りたいという野次馬根性が
正直かなり頭を抱える。

危険だから晴には来るなといわれてもカルト宗教元天会に潜り込んできたり

刺客ババアに杖を突かれてホームに落ちそうに。
間一髪で晴が助けるも……。
可憐を守るために記事と花を奪った晴を責め、真相を知りたがる。
俵家が忍びの一族である事情を知らないとは言えさすがにぃ!

あくまで個人的にだけどあまりにも危機感が
無さ過ぎてちょっとこの人無理って感じになった。

吊り橋効果多めとはいえ2週間そこらでこうなる。
おばあちゃん覗いてたけどね。

風魔小太郎の無敵の理由があやふや。

19代目風魔小太郎(山田孝之)は胸や頭を刺されてても無敵。
でも最後の最後は何故か無敵じゃなく、何度か接合を試みるも失敗。

この辺の理由もさっぱりない。晴が明確な殺意を込めたから
接合が駄目だったのかなとしか憶測するしかない。
そう言えば山田風太郎『伊賀忍法帖』の根来忍者僧、
羅刹坊が特殊な針と糸で手術することで、
完全に切断された人体をも蘇生させる
忍術「壊れ甕」を使えたなぁという余談。


最後があんまりすっきりしない。

あえてまるっと省きます。そのため一部ネタバレですが
最後があんまりすっきりしない。
結局これなんだったの? って感じの終わり方と言うか
伏せてた設定とかが浮彫りされてもなんというか
スカッともスッキリとも言えない。
あくまで個人的な感想ですが70点ぐらいな面白さって感じです。


と、言う感じで軽く雑感書きました。
でもいいところもあり、割と好きな俳優さんが多かった。
嶋田久作さんや田口トモロヲさんや柄本時生なども居れば
かもめんたるの岩崎う大さんとかもいて面白い。
アクションシーンも忍びという特性上ちょっと暗い画面が多かったが
割と動いていたとは思う。

ピエールさんの役どころがひどすぎてくさ。

序盤はそこそこ真面目で格好いい感じな
刑事だったのにぃ!

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